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マッサージ同意書のテンプレートを使って書き方を解説!取得のコツも!

慢性的な腰痛やスポーツでのケガなどでマッサージに通っているという話は、身近によく聞くことがあります。

そんな時、保険が適用されたら助かりますよね。

また、高齢の方がご自宅や施設で受ける訪問マッサージは年々需要が高まっています。

これももちろん、保険適用で受けたいですよね。

マッサージのなかで保険が適用されるのは「あん摩マッサージ指圧」だけです。これには医師の同意書が必要です。

同意書には厚生労働省が用意したテンプレートがありますが、治療院などで独自に作成したテンプレートを使ってもOKです。

ここでは厚生労働省のテンプレートを使って同意書の書き方をひとつずつ解説していきましょう。

スムーズに同意書を取得するコツや、医師がサインを拒否する理由についても解説しますので最後までお読み下さいね。

 

マッサージ同意書のテンプレートを使って書き方を解説

同意書 (あん摩マッサージ指圧療養費用)」

引用: 厚生労働省ホームページ   

あん摩マッサージ指圧の施術で保険を適用するには医師の同意書が必要となります。医師が医療上必要なマッサージであると認めた場合にのみ、同意書が発行されます。

上の画像が厚生労働省のホームページにある同意書のテンプレートです。

同意書はかかりつけの医師であれば誰が書いても問題ありませんが、歯科医や、保険医ではない美容整形医などは不可となります。

診断書も同意書の代わりとして有効ですが、診断書は発行に4000円程かかるので、あまり使われることはないようですね。

それでは、あん摩マッサージ指圧の同意書の書き方をテンプレートに沿って項目ごとに解説していきましょう。

以下、ここではあん摩マッサージ指圧のことをマッサージと省略します。

マッサージ同意書・上部

  • 患者の住所・氏名・生年月日
  • 傷病名
  • 発病年月日
  • 同意区分
  • 診察日

<患者の住所・氏名・生年月日>

マッサージを受ける患者さんの住所、氏名、生年月日を記入します。

<傷病名>

例えば大腿骨骨折、脳梗塞、パーキンソン病などの既往症を記入します。

医療上のマッサージが必要となる原因となった傷病名を書くということですね。

<発病年月日>

傷病名に記載した疾病の発病年月日を記入します。

発病年月日がわからない場合は、「◯月◯日頃」や「不詳」と記入してもかまいません。これは気が楽ですね。

特に高齢の患者さんなどは、いつから症状が発症したのかわからないケースが多いと思います。

<同意区分>

初回の同意か再同意か、当てはまる方に◯をつけます。

マッサージの同意書の有効期間は6ヶ月なので、初回の申請から6ヶ月経ったら、再び医師の診察を受けて同意書をもらう必要があります。

施術の種類が変形徒手矯正術(へんけいとしゅきょうせいじゅつ)なら有効期間は1ヶ月です。

変形徒手矯正術というのは、簡単にいうと固まった関節の可動域を広げることを目的とした運動療法のことです。

施術が医療上必要かどうか、1ヶ月ごとに診察を受けて同意書をもらわなければなりません。

同意書の有効期限は6ヶ月といいましたが、同意日によって期間が変わりますので忘れないように注意が必要です。

同意日が月の前半、1日〜15日の間なら、その月を含む6ヶ月後の末日です。同意日が1月10日だったら1月を含む6ヶ月後なので6月末日が有効期限になります。

同意日が月の後半、16日〜31日の場合は、2月から6ヶ月後の7月末日となります。

月の中旬に同意書をもらうのなら、16日以降にした方が期限が1ヶ月先になって得な気がしますね。

そして、変形徒手矯正術に関しては1ヶ月と厳密に決まっています。同意日が15日なら有効期限は翌月14日なので、覚えておきましょう。

<診察日>

診察日は、医師が同意する疾病にかかわる診察をした直近の年月日を記入します。

同意書の一番下にある日付は実際に同意書を書いた年月日を記入しますので、診察日と同意日は違う日付になる場合もあるということですね。

続いて、同意書の重要ポイントともいうべき、症状と施術の種類・施術部位の書き方について解説しましょう。

マッサージ同意書・中央部

  • 症状

「筋麻痺(きんまひ)・筋萎縮(きんいしゅく)」
「関節拘縮(かんせつこうしゅく)」
「その他」

  • 施術の種類、施術部位

「マッサージ」
「変形徒手矯正術」

保険の適用がされるかどうかは疾病の診断名ではなく、症状として筋麻痺・筋萎縮・関節拘縮などがあり医療上のマッサージが必要か否かで判断されます。

単に疲労回復や心身の癒やしを求めてのマッサージ、または病気の予防を目的としたマッサージなどは、保険の適用にはなりません。

<症状 筋麻痺・筋萎縮>

(筋麻痺又は筋萎縮のある部位について、◯をつけて下さい)
 躯幹 ・ 右上肢 ・ 左上肢 ・ 右下肢 ・ 左下肢

マッサージの同意書は上記のように施術する部位が5部位に分かれています。該当の部位に◯をつけましょう。

躯幹は、くかんと読みます。頭部と四肢を除いた主要部、つまり胴体のことなんですね。

部位によって料金が決まっているので、部位の数によってマッサージの料金も変わってきます。

<症状 関節拘縮>

(関節拘縮のある部位について、◯をつけて下さい)
 右肩・右肘・右手首・右股関節・右膝・右足首 
 左肩・左肘・左手首・左股関節・左膝・左足首 その他(  )

関節拘縮とは一般的には耳慣れない言葉ですね。私もよくわかりませんでした。

何らかの原因で関節が正常な範囲で動かなくなった状態、いわゆる固まったという状態ですね。

これをマッサージして可動域を広げるのが、この後に出てくる変形徒手矯正術です。

私は肘を骨折した時、ギブスを外した後もしばらくは肘が自由に曲がらなくて、両手で顔を洗えませんでした。

整形外科でのリハビリの中でマッサージもしてもらいましたが、今思えばあの状態が関節拘縮だったのですね。

骨折は痛かったけど、マッサージは気持ちよかった〜

温かい手でしてもらうマッサージがとても気持ち良くて、至福のひとときを過ごした思い出があります。

<症状 その他>

筋麻痺・筋萎縮や関節拘縮の欄に◯をつけた部位以外にも施術が必要な部位がある場合は、この欄に記述します。

調べた中で、特に目立った症状がなければその他の欄に「四肢体幹筋力低下」と記入する、と書いているものがあり、これは良いアイディアだ!と思いました。

こう記載しておけば、マッサージの5部位全部が医療上のマッサージが必要と認められやすいですからね。

<施術の種類 マッサージ>

マッサージ (躯幹 右上肢 左上肢 右下肢 左下肢)

医療上マッサージが必要と思われる部位に◯をつけます。

先ほどの症状欄の部位とマッサージする部位とは必ず一致していなければなりません。

例えば症状欄の筋麻痺・筋萎縮の箇所で、右上肢と右下肢の2つだけ◯をつけたとします。

この場合、マッサージの施術部位5つ全てに◯をつけたとしても、保険適用が認められるのは上記の2部位のみになるので注意が必要です。

この場合は先ほど述べたように、その他の欄に、別の部位への施術が必要な理由を記載する必要があります。

<施術の種類 変形徒手矯正術>

変形徒手矯正術 (右上肢 左上肢 右下肢 左下肢)

変形徒手矯正術というのは関節の可動域を広げることを目的とした運動療法のことです。

固まって動きにくくなった関節がある部位に◯をつけます。全てに◯をつけてもかまいません。

最後に、同意書の下部の記入について説明をしましょう。

マッサージ同意書・下部

  • 往療(おうりょう)
  • 注意事項等
  • 医師の同意欄

<往療>

往療とは、自分で歩くことが困難な患者さんを対象に、施術者が患者さんの家に訪問して施術することをいいます。

往療が必要ならば1に、必要ないなら2に◯をつけましょう。

往療が必要な場合は、必要な理由を1〜3の中から選びます。

テンプレートの文言より、もう少しわかりやすい言葉で説明してみましょう。

往療を必要とする理由
  1. 足が悪いなどの原因で、一人で歩いて公共交通機関(バス、電車、JRなど)を使って外出するのが困難である
  2. 認知症がある、または、視覚障害や聴覚障害、心臓などの内蔵疾患、精神障害などの疾患があって一人で外出するのが困難である
  3. その他の理由で一人で外出するのが困難である

1、2の理由に当てはまらないけれども一人で外出するのが困難な場合は、3に理由を記入します。

更に、往療が必要な場合で患者さんが介護認定を受けているなら要介護度も記入しましょう。これは、わかる場合のみでかまいません。

往療が必要な場合は、往療にかかる費用も保険適用することができます。これは出張料と考えるとわかりやすいですね。

<注意事項等>

マッサージの施術に当たって注意すべき点や要加療期間などがある場合にはこの欄に記載しておきましょう。

<医師の同意欄>

担当の医師(=保険医)に、同意書に記入した年月日、保険医療機関名とその所在地および保険医氏名を記入して押印してもらいます。

保険医の記名押印は、保険医の署名でもOKです。保険医が同意書を訂正する場合は下記のようになります。

  • 保険医が記名押印している場合…二重線と訂正印で訂正
  • 保険医が署名している場合…二重線及び該当保険医の署名により訂正

以上でマッサージ同意書は完成です!それほど難しくなかったですね。

続いて同意書を取得する為のコツについて解説していきましょう。

 

マッサージ同意書を取得する為には3つのコツがある!

マッサージ同意書の書き方はこれでバッチリだと思います!

ただ、心配なのは医師が同意書にすんなりサインをしてくれるかどうかですね。

特にあん摩マッサージ指圧師が訪問マッサージをするに当たっては、仕事として成り立っていくかどうかの分かれ目ともいえる重要なポイントです。

ここからは、主に訪問マッサージでの同意書取得に焦点を当てていきますが、それ以外のマッサージにも共通する部分がたくさんあります。是非参考にしてください。

同意書を取得しやすくなるコツを調べると、大きく分けて3つありました。

同意書取得の3つのコツ
  1. 医師がサインしやすいように、あらかじめ項目を記入して渡す
  2. 医師に信頼を得るために、挨拶や手紙を大事にする
  3. 訪問マッサージの場合はケアマネさんとの信頼関係も大切にする

やはり、どの仕事にも共通するように信頼関係が大事なんですね。同意書取得のコツを詳しくみていきましょう。

 

マッサージ同意書にあらかじめ記入して医師に渡す

同意書の記入サンプルを付けて同意書と一緒に渡すという方法もありますが、医師はたいてい多忙なので、記入サンプルを見て書くという作業が面倒なようです。

そこで、患者欄から傷病名、施術部位などは全て記入し、診察日と下部の医療機関名や医師名の記入欄だけ空けておきます。

そして「差しつかえなければ、こちらの同意書をお使いください。変更がある場合は別紙の白紙同意書をお使いください」と記載した付箋を付けて渡します。

こうすると医師は診察日とサインを入れるだけなので、同意書発行の面倒臭さというハードルが下がってサインをしてくれる確率が上がります。

もちろん、白紙の同意書をつけて渡すことも忘れないようにしましょうね。

 

医師に信頼を得るため挨拶や手紙を大事にする

医師の立場になって考えると、患者さんが同意書だけ持ってきてサインをくださいと言われても、施術者がどんな人かわからなければ不安にもなりますよね。

医師にとって患者さんは大切な自分の患者ですから、知らない人にマッサージ施術を委ねるのに抵抗を感じる気持はわからなくもありません。

もしもあなたがこれから訪問マッサージを始めようとしているなら、まずは医師へ挨拶に行って面識を持つことをおすすめします。

また、同意書の更新の際には、施術者は医師に対して施術報告書と再同意依頼書を提出する必要があります。

この際も、お礼状を添えてお願いするのが一般的なようです。礼儀を重んじることで医師に好印象を与えましょう。

また、患者さんの代理で施術者のあなたが同意書をもらいに行く場面もあるかもしれません。

そんな時は、患者さん側から病院へ事前にひと言電話を入れてもらうようにしましょう。

マッサージを受けたいという患者さんの意志が確認できなければ、医師も安心して同意しにくいという面があるからです。

 

マッサージ同意書の取得にはケアマネとの関係も大切に

訪問マッサージでは、ケアマネさんが介護プランを作成した中に訪問マッサージが組み入れられることが多くあります。

ケアマネさんとの信頼関係を築くことで、施術者であるあなたに継続的に訪問マッサージの依頼がくることは間違いないでしょう。

施術中に患者さんの異変に気付いた場合は、ご家族だけでなく、すぐにケアマネさんにも連絡してください。

訪問マッサージを必要としている患者さんを、ケアマネさんと医師と施術者とが連携してしっかり見守ってあげるのが、与えられた役割だと思います。

 

マッサージ同意書を拒否する医師には4つの理由がある!

マッサージの同意書を発行してもらう際に不安に思うのは、果たして医師が同意してくれるかどうかですね。

医師が同意書を拒否する理由を4つにまとめてみました。

医師が同意書を拒否する4つの理由
  1. 医師会からの通達
  2. 専門外である
  3. 病院の方針だから
  4. 東洋医学への不信感

こうして見てみると、なんとなくわかるという理由ばかりですね。ひとつずつみていきましょう。

 

マッサージ同意書を拒否するのは医師会の通達だから

同意書を断られる理由としては、これが一番多いと思います。

医師会の方から、安易に同意しないようにとの通達が出ているようですね。

同意したからといってマッサージ施術の結果について医師が責任を問われることはないのですが、医師会からそう言われるとやはりブレーキがかかりますよね。

これは過去に不正な保険料の申請が発覚した影響も否めないと思います。誰だってトラブルに巻き込まれたくないですからね。

高齢化社会をむかえて、全ての同意書に同意していたら今の保険制度が崩壊してしまうという危惧もあるようです。

 

マッサージ同意書を拒否するのは専門外の科だから

訪問マッサージを受ける患者さんは内科にかかっていることが多いので、内科に同意書をお願いするケースも多くなります。

内科にお願いする利点としては、整形外科よりも同意書を発行してもらいやすいということです。

整形外科の場合ですと、同意書をお願いしても、うちでリハビリを受ければいいという理由で同意書を断られることがあるのです。

それで内科に依頼するのですが、「うちは内科で専門外だから」ということで拒否される場合も時にはあります。

たしかにマッサージ施術という分野は整形外科の分野ですので、こうなると正直ちょっと難しいですね。

 

マッサージ同意書を拒否するのは病院の方針だから

大病院になると、病院の方針として同意を拒否するケースもあります。

大きな病院だとリハビリ施設を保有していることが多く、また、病院内での診療科間の連携もしっかりしています。

そのため外部から訪問マッサージ業者が入ると、患者さんの体調管理などに支障をきたすという判断になるようです。

もちろんそれ以外にも、医師会と同じように責任問題の兼ね合いで拒否しているケースもあるようですね。

 

マッサージ同意書を拒否するのは東洋医学への不信感

あん摩マッサージ指圧の施術は東洋医学の考え方によるものです。

東洋医学やあん摩マッサージ指圧について知識がなかったり、信じていなかったりする医師であれば当然、患者さんにマッサージを受けさせるのは拒否したいでしょう。

私も以前、息子が部活で怪我をして、しょっちゅう整形や整骨院にかかっていました。

顧問の先生からなじみの整骨院をオススメされて、整形の先生に頼んで同意書をもらえば保険がきくよと教えてもらいました。

同意書を頼んだ時の整形の先生は、不服そうな態度でしたね。明らかに他の施術は受けてほしくないようでした。

そんな施術受けるよりも、うちでリハビリした方が良くなると思うけどね!

面白くはなさそうでしたが、同意書は書いてもらえたので整骨院で保険での治療を受けられました。感謝しなければなりませんね。

 

まとめ

  • あん摩マッサージ指圧の同意書には厚生労働省が用意したテンプレートがあるが、独自のテンプレートを作ってもよい
  • あん摩マッサージ指圧の施術で保険を適用するには医師の同意書が必要
  • 医師が医療上必要なマッサージであると認めた場合にのみ同意書が発行される
  • マッサージの同意書の申請から6ヶ月経ったら、再び医師の診察を受けて同意書をもらう必要がある
  • 変形徒手矯正術の同意書の有効期間は1ヶ月なので、施術を継続するには毎月の診察と同意書の発行が必要
  • 同意書の症状欄の部位とマッサージする部位とは必ず一致していなければならない
  • 同意書を取得するコツは記入済みの同意書を医師に渡すことや、医師・ケアマネとの信頼関係を築くこと
  • 医師が同意書のサインを拒否する理由は医師会の通達、専門外だから、病院の方針、東洋医学への不信などがある

マッサージ同意書のテンプレートを使った書き方の解説はお役に立てましたか。

マッサージを受けたい患者さんが少しでも楽に、快適に暮らせるといいですね。

同意書がスムーズに取得できることを願っています。

どうも、おだしです。

 

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