副業・兼業のガイドラインが改定されてから、副業を容認する会社も増えてきました。
副業は収入を増やせるだけでなく、副業から得た知識や経験を本業へ活かせるというメリットもあります。
そんなメリットがいっぱいの副業をカンタンに始められる「クラウドワークス」。
クラウドワークスではパソコンとネット環境さえあれば、時間や場所に関わらず副業をはじめることができます。
しかし副業をはじめる前にいくつか注意点があることをご存じですか?
この記事では、クラウドワークスで副業をはじめたいあなたが覚えておくべき注意点についてご紹介します。
注意点以外にも副業がバレる原因や、ばれないための工夫、副業初心者へおすすめしたい案件も紹介しますので、合わせて読んでくださいね!
クラウドワークスで副業をする場合の注意点とは?
ここでは覚えておくべき4つの注意点をご紹介しますので、ひとつずつ確認しましょう。
- 勤める会社で副業の禁止または制限がないか確認しよう
- 副業の年間所得20万円以上だと確定申告が必要
- 年間所得20万円以下でも住民税の申告が必要
- 本業と副業の合計が103万円を超えると扶養から外れてしまう
勤める会社で副業の禁止または制限がないか確認しよう
1つめの注意点は、副業をはじめる前に勤めている会社で副業を禁止または制限していないか確認しましょう。
2018年に厚生労働省が副業・兼業促進のためガイドラインを改定したことで、副業を容認する会社は増加しています。
しかし副業を容認する会社が増えているとはいえ、就業規則で禁止または制限している会社もあります。
- 本業に支障をきたす副業(無断欠勤・副業優先など)
- ライバル会社での副業(情報漏えいの危険性)
- 勤めている会社へ悪影響を及ぼす副業
就業時間外だけ容認されているものなので、本業に支障をきたしたり悪影響を及ぼしたりする副業は、禁止または制限されている場合があります。
また勤めている会社へ悪影響を及ぼしかねない副業は、信用を損ねるだけでなく、会社のイメージダウンにもつながります。
そのような事態を未然に防ぐため、就業規則で副業を禁止している会社もあります。
そのためクラウドワークスで副業をはじめる前に、会社の就業規則を必ず確認しましょう。
ここまで一般企業について紹介しましたが、国家公務員や地方公務員は別問題。
国家公務員や地方公務員は国家公務員法や地方公務員法により、「営利目的のある副業」を法律で禁止しています。
なぜかというと公務員としての信用を失ったり、自治体に不利益を与えたりする恐れがあるためです。
そのため法律で決まっている以上、国家公務員や地方公務員は副業をすることが難しいでしょう。
副業の年間所得20万円以上だと確定申告が必要
2つめの注意点は、副業で得た年間所得が20万円以上だと確定申告するということです。
所得は「収入-必要経費=所得」という計算式で算出することができます。
- 家賃・光熱費
- パソコン・電話
- ノート・ペン
- 参考書
- 通信費
- 交通費
必要経費は、副業で作業するため必要だったものに限ります。
しかし在宅ワークだと、家賃やパソコンなどプライベートと兼用になってしまいますよね。
そんなときは家事按分(かじあんぶん)して、副業の必要経費を計算しましょう。
家事按分(かじあんぶん)とは、作業時間や日数などを基準にプライベートで使用した分と必要経費で使用した分を分ける作業のこと
家事按分(かじあんぶん)して必要経費の算出ができたら、副業で得た収入から必要経費を差し引いた所得を計算しましょう。
その所得が年間で20万円以上だった場合、確定申告の対象となります。
そのためクラウドワークスで副業をはじめようと考えているあなたは、「年間所得20万円以上で確定申告が必要」と覚えておきましょう。
年間所得20万円以下でも住民税の申告が必要
3つめの注意点は、20万円以下でも住民税を申告する必要があるということです。
確定申告した場合、確定申告から住民税を計算するため住民税申告しなくても問題ありません。
しかし住民税は20万円以下にかかわらず所得がある場合、住んでいる自治体へ申告しないといけません。
- 給与以外に20万円以下の所得がある人
- 退職などで年末調整をしていない人
- 配偶者控除を受けていて、年間所得が98万円以上ある人
住民税は所得の10%を負担する「所得割額」と、所得関係なく均等に負担する「均等割額」があります。
この所得割額と均等割額を合わせた税金が「住民税」です。
均等割額は自治体によって変わってくるため、あなたの住んでいる自治体へ確認してみましょう。
本業と副業の合計が103万円を超えると扶養から外れてしまう
4つめの注意点は、年間103万円以内だと扶養対象ですが、103万円を超えてしまうと扶養から外れてしまう可能性もあります。
主婦(夫)の場合、扶養範囲内で働いている場合がありますよね。
そのため扶養内で働いている場合、副業の所得と合わせて103万円を超えないように注意しましょう。
クラウドワークスで副業するとバレる可能性はある?
ここではなぜクラウドワークスで副業していることが会社へバレるのか3つに分けてご紹介します。
- 住民税の増加でバレる
- 社会保険料の通知書でバレる
- 誰かに話してしまってバレる
住民税の増加でバレる
クラウドワークスで副業をしていることが会社にバレる可能性のある一番大きな原因は「住民税の増加」です。
確定申告や住民税申告によって算出された決定通知書や納付書が会社へ届きます。
そこへ記載されている住民税の金額増加によって、副業していることがバレてしまいます。
「住民税を申告しなければいいのでは?」と思われるかもしれませんが、住民税を支払うことは国民の義務です。
住民税を意図的に支払わなかった場合、懲役や罰金を科せられるため注意しましょう。
社会保険料の通知書でバレる
本業の会社で社会保険に加入していて、副業先でも社会保険へ加入した場合、バレる可能性があります。
副業先でも社会保険に加入すると、本業と副業の給与所得を合わせた金額で社会保険料を算出します。
すると会社へ決定通知書が送られてきて、その決定通知書に副業先の報酬も記載されてしまうためバレる要因となります。
ただしクラウドワークスの副業で社会保険へ加入することはないため、あまり気にしなくても問題ありません。
心配な場合は、副業先で社会保険へ加入しないようにしましょう。
誰かに話してしまってバレる
「クラウドワークスで副業をはじめたんだ!」と同僚や後輩に話してしまい、上司へ副業がバレる可能性もあります。
副業が禁止されていない会社なら問題ありません。
しかし副業を禁止している場合、就業規則に違反したことで厳重注意を受ける場合もあります。
法律では問題なくても会社の決まりがあるため、クラウドワークスで副業をはじめる前にしっかり確認しましょう。
また「どうしても副業をバレたくない!」というあなたは、副業について口外しないよう気をつけましょう。
クラウドワークスで副業がばれない方法とは?
住民税や誰かへ話してしまうことで副業がバレる可能性はあります。
しかし副業がばれないように工夫することもできます。
- 住民税の支払い方法を普通微収に変更する
- 副業の年間所得を20万円以下に抑える
- 顔や名前を公表しない
ここではクラウドワークスで副業していることがばれないようにする方法を2つご紹介します。
住民税の支払い方法を「自分で納付」に変更する
副業分の確定申告するとき、「住民税に関する事項」は「自分で納付」へ丸をつけましょう。
特別微収だと副業分の住民税も会社へ通知されてしまいます。
しかし「自分で納付」に変更すると自身で納付することができるため、副業分の住民税は会社へばれない方法です。
そのためクラウドワークスで副業した分を確定申告する際は、「自分で納付」へ変更することを忘れないようにしましょう。
副業の年間所得を20万円以下に抑える
これは先ほど紹介した通り、副業の年間所得が20万円以下だと確定申告しなくても問題ないという方法です。
クラウドワークスで副業をする場合は、年間所得20万円以下に抑えるよう気を付けましょう。
顔や名前を公表しない
副業がばれないようにするため、顔や名前を絶対公表しないよう気をつけましょう。
クラウドワークスでは顔や実名を公表しているワーカーも大勢います。
顔や名前を公表することで信用を得られますが、会社へバレてしまっては意味のないことです。
そのため身バレする顔や名前は公表せず、なるべく文章でのやり取りを心掛けましょう。
クラウドワークスの副業で初心者におすすめな案件は?
副業としてクラウドワークスをはじめたいけど、初心者でも稼げるか不安と悩んでいませんか?
ここではクラウドワークスの副業初心者におすすめな案件を6つご紹介します。
- アンケート
- ライティング
- 文字起こし
- ロゴ作成
- キャッチコピー
- 翻訳
アンケート
主な内容 | タスク形式 | 初心者おすすめ |
アンケート・口コミ・レビュー・モニター | 5~500円/1件 | ★★★ |
アンケートは、クラウドワークス初心者が一番取り組みやすい案件です。
経験談や商品レビューなど5~10分で作業完了する案件が多く、スキマ時間を活用したい副業にぴったり。
タスク形式はすべての作業を終わらせて送信したあと、クライアントが確認して承認されると報酬を支払う仕組みです。
カンタンな作業ですが、報酬はあまり高くありません。
しかしコツコツ積み重ねることで、月5,000円~10,000円稼ぐこともできます。
ライティング
主な内容 | 固定報酬 | 初心者おすすめ |
記事作成・シナリオ作成・小説作成 | 0.5~2.0円/1文字 | ★★ |
ライティングは主にWebコンテンツの執筆やシナリオ作成、小説作成などがあります。
保険関連や不動産関連の案件もあるため、本業で得た知識を活かしたライティングができるところも魅力的ですよね。
基礎的な日本語の文章力があればできるため、初心者でも副業として取り組みやすい案件です。
またシナリオ作成や小説作成は、恋愛モノからスカッとモノまでさまざま。
「小説を書くことが好き」というあなたはぜひチャレンジしてみましょう。
文字起こし
主な内容 | 固定報酬 | 初心者おすすめ |
動画の文字起こし・音声テープの文字起こし | 1,000~10,000円/1本 | ★★ |
テープ起こし・文字起こしは、動画で話している音声を文字に起こしたり、会議などの音声テープを文字起こしたりする案件です。
YouTubeやTikTokの需要が高まり、テープ起こし・文字起こしを依頼する案件も増えています。
15~30分ほどの動画や音声を文章に起こす作業なので、スキマ時間で行うことができて副業としてはじめやすいです。
また1本5,000~10,000円と報酬もいいため、初心者におすすめの案件です。
ロゴ作成
主な内容 | コンペ形式 | 初心者おすすめ |
会社のロゴ作成・アパレル商材のデザイン | 1,000~50,000円/1本 | ★ |
ロゴ作成は、会社や商材のロゴ、デザインを作成し提案する案件です。
コンペ形式で一度に複数のワーカーからデザイン案を集め、その中からクライアントが採用したワーカーへ報酬を支払う方法です。
そのためロゴやデザインを作成して応募しても、かならず報酬を得られるわけではありません。
副業として収入を得るためには、いろいろなロゴ作成案件へ根気よく応募する必要があります。
しかしロゴ作成やデザインが得意な場合は、スキマ時間に作成して応募してみましょう。
キャッチコピー
主な内容 | コンペ形式 | 初心者おすすめ |
ネーミング・キャッチコピー作成 | 5,000~50,000円/1本 | ★ |
キャッチコピーは、会社や商品のネーミング、キャッチコピーを提案する案件です。
ネーミングやキャッチコピーは会社や商品を宣伝するために重要なもの。
そんなネーミングやキャッチコピーを提案できる案件に応募してみてはいかがでしょうか。
キャッチコピーもコンペ形式なので絶対採用されるわけではありません。
しかし副業としてならスキマ時間を活用して応募できるため、初心者でも取り組みやすい案件だと思います。
翻訳
主な内容 | 固定報酬 | 初心者おすすめ |
動画や文章の翻訳 | 1,000~10,000円/1件 | ★ |
翻訳は英語、韓国語、中国語、フランス語などさまざまな言語の動画や文章を翻訳する案件です。
普段から翻訳や通訳の仕事をしている場合、スキマ時間でカンタンに挑戦できて、クラウドワークス初心者でも副業として取り組みやすいと思います。
まとめ
- 勤める会社で副業の禁止または制限がないか確認
- 副業の年間所得20万円以上だと確定申告が必要
- 年間所得20万円以下でも住民税の申告が必要
- 本業と副業の合計が103万円を超えると扶養から外れてしまう
- 副業がバレる一番の原因は「住民税の増加」
- 副業がばれないために、住民税の支払い方法を「自分で納付」へ変更する
- 副業初心者はクラウドワークスの「アンケート」が一番おすすめ
今回はクラウドワークスで副業をはじめるときの注意点をご紹介しました。
副業はあなたのスキルアップや経験を得ることができて、本業へ活かすことでキャリアアップも目指せます。
そんなメリットいっぱいな副業をクラウドワークスではじめる前に、今回ご紹介した注意点や副業がバレる原因などを必ず確認しましょう!
また確定申告や住民税申告は一番重要な注意点ですので、申告を忘れないよう気をつけてくださいね。
コメントを残す