「自社コンテンツの記事を書く」または、「副業としてwebライティングを始めた」などwebライティングを始めるきっかけはいろいろありますね。
webライティングとは、web上に公開する文章を書くことです。例えば、ホームページやブログの記事があります。
私も、最初は書き方がわからず困りました。でもあなたがいきなり書いて失敗、挫折してしまいwebライティングを諦めるのはあまりにももったいないです!
webライティングでは、検索者が何を知りたいか理解した上で基本にそって書くことで、売り上げにつながる記事を書けます。
あなたがwebライターとして活躍できるよう、初心者にもわかりやすいwebライティングの例をご紹介します!
webライティングを例で説明!基本の書き方
webライティングとは、web上に公開される記事を書くこと、その記事を書くための技術のことです。
スマートフォンやパソコンから、悩みや問題を検索している人に向けて、その悩みを解決するための記事を公開します。
ですが、真っ白な画面を見ていると、どういう形で、何から書き始めればいいのかわからないですよね。
まずwebライティングの基本の形を理解しましょう。「タイトル」「導入文」「本文」「まとめ」で流れを作ると読みやすい記事が書けます。
例えば「なにかを知りたい」という検索者のための記事であれば、その「知りたいこと」をタイトルや記事の冒頭に持ってくることで興味を持ってもらえます。
タイトルなら「〜を紹介」「〜を調べてみた」など、知りたい内容について提示してくれていることがわかるように書きます。
その後、記事の本文でより詳しく答えを提示し、理由や解説を入れることで、検索者の理解を深めることができるのです。
と言っても、記事の順番は決まっていますが、書く順番が決まっているわけではありません。
自分が書きやすいように書くのが一番ですが、例として私の書き方をあげますね。
- タイトルを決める
- 構成を決める
- 導入文を書く
- 本文を書く
- まとめを書く
- 最後に読み返して習性、文章の練り直しをする
私が書くときは、基本的にこの形を使っています。内容と形を決めて、上から順番通りに書いていく方法ですね。
webライティングの記事は、困ったことをすぐに知りたい検索者がスマートフォンやパソコンからパッと検索をして読まれます。あなたもそうですよね。
ですがひらいたページが読みづらいなと感じたら、すぐに画面を閉じて他のサイトに移動してしまい、あなたの記事を読んでもらえません。
そのため、読みやすい基本の形に沿って記事を書く必要があるのですね。
ライターによって、まず本文を書いてからタイトルを決める人など、それぞれ自分に合ったやり方があるようです。
これは実際に記事を書いてみて探っていくのが一番ですね。自分に合った書き方ができれば、記事を書くのが時短になりますし、モチベーションの維持にもつながります。
上記でご紹介したのはあくまでも私の書き方ですが、ひとつの例として見ていただければ幸いです。
また、もしあなたがフリーのライターとしてクライアントから記事作成の依頼をもらった場合は、そのサイトによって書き方が決まっている場合がほとんどです。
その場合は、サイトに公開されている記事を読むことで、そのサイトにおける書き方を確認できますね。
記事のタイトルは興味をひくための入り口!
タイトルは検索結果で表示されるため、パッと見てすぐ内容がわかるように、興味を持ってもらえるようにしましょう。その他にタイトルを付けるコツも紹介します。
- キーワードは冒頭から前半に入れる
- 「〜ができる」「〜を紹介」など解決できることをアピールする
- 「必見!」「○○5選」など目をひく言葉を入れる
- 30〜35文字程度にする
ひとつ例をあげてみましょう。睡眠不足で悩んでいる人向けに「睡眠不足 解消 グッズ」をキーワードに記事を書くとします。
タイトルはいろいろ考えられますが、「睡眠不足を解消するためのグッズを紹介!枕やアイマスクにサプリまで」としてみましょう。
文字数は記号を入れて32文字、前半にキーワードが入り、グッズを紹介してくれる記事だとわかります。
その後具体的に「枕、アイマスク、サプリ」の紹介だと、ひと目で内容が理解できるタイトルとなり、検索者の興味をひけます。
タイトルは検索結果で表示されている文字数が決まっています。スマートフォンでは43文字、パソコンでは35文字程度です。
長すぎると最後まで表示されないことがあるため、内容が伝わりきれないかもしれません。そのため30文字前後でタイトルを作成するのですね
これ以外にも、検索者が知りたいと思っている内容を、ライバルサイトやサジェストキーワードから読み解いてタイトルに入れることで、より目にとまりやすくなります。
まずタイトルで興味を持ってもらい読んでもらえれば、検索上位に表示されます。そしてさらに多くの人が読んでくれれば、紹介した商品の売り上げにつながりますね。
構成は読みやすい記事を書くための基本
タイトルで全体の内容を決めたら、次は記事の構成です。構成は、記事を読みやすくするための流れを作るものです。
webライティングでの構成は、H2「大見出し」、H3「中見出し」、H4「小見出し」から組み立てられます。
H2で伝えたい内容を大まかに伝え、H3やH4で詳細を説明することで、最初に大体の内容が確認できるため、読みやすい記事になります。
わかりやすく表にすると、このような形です。記事全体は大きく3つの要素に分かれるのですね。
見出し H2 |
大まかな内容、概要 |
本文 |
|
見出し H3 | H2の詳細 |
本文 |
|
見出し H4 | H3の詳細 |
本文 |
詳細な説明が不要な内容であれば、H2だけで構成されることもありますね。
リサーチした内容を元に組み立て、メインのH2、H3以下を書いたら、内容が変わる場合はまた新たにH2を作ります。
そして各見出しのタイトルは目次となるため、検索者の興味をひいて、内容がわかるものにしましょう。
「この記事を読むことで、悩みが解決できそう!」と思ってもらって記事を読んでもらうためです。
導入文は体験談を書くことで検索者の共感を得る
導入文は、自分の体験などを書くことで検索者と悩みを共有します。それにより「この作者は、自分の悩みをよくわかってくれている」と思い、記事に興味をもってもらえます。
私は実体験や、自分の気持ちをよく入れるようにしています。そうすることで、「この人も自分と同じ」だと検索者に思ってもらえるのです。
先程の「睡眠不足 解消 グッズ」で導入文に自分の体験を入れるならば、「私は眠りが浅く、睡眠不足で仕事中にも眠くてとても困っていました。」のようにします。
これで「あ、自分と同じだ!」と思ってくれる検索者がたくさんいそうですよね。
もし、流れがうまく書けないときには、以下を参考にしてみてください。
- 共感:困り事や悩みに共感する
「〜でお困りですよね」 - 転換:冒頭の内容から話を転換させる、または不安をあおる
「ですが、実は〜だったんです」「○○をすると✕✕になってしまいます」 - 事例:実際にあった内容や体験談を書く
「実際に〜でした」「私は○○でした」 - 結論:記事の内容を明示する
「この記事では○○についてご紹介します」
共感部分で検索者の心をつかんで、転換で興味を持ってもらい、事例や体験談で「この記事には知りたいことが書いてありそうだ」と思ってもらうのです。
この形が、違和感がない導入分を書くひとつの形です。もし思いつかないときは、ぜひこの順番で書いてみてくださいね。
本文はPREP方式でわかりやすく書ける
webライティングでは、「PREP方式」を使って書くことにより、わかりやすい内容で読みやすく書き上げられます。
- P(Point):結論
- R(Reason):理由や根拠
- E(Example):具体例
- P(Point):結論
最初と最後に結論、答えを用意することで説得力のある文章が書ける手法です。初心者でも論理的に話を組み立てられるので、まずはPREP方式に当てはめて書いてみましょう。
冒頭に結論を持ってくることで、検索者も答えがわかった状態で読み進められるため、より内容を理解しやすいのですね。
まず最初は、PREP方式に当てはめて記事を書くようにして、webライティングに慣れましょう。
まとめで記事の要約と締めくくりをする
記事の最後には、今までに書いた内容を要約してまとめと締めくくりの言葉を書きます。内容を改めて提示することで、記事の内容を改めて検索者に伝えます。
順番どおりに読んだ検索者は、最後に復習ができて、より深い理解を得ることができるでしょう。
また、まとめから読む検索者もいます。目次と同じく、まとめでも見ただけで記事の中身がわかるようにすることで記事に興味を持ってもらえるのです。
先程の「睡眠不足 解消 グッズ」を例にあげてみましょう
- 睡眠不足解消のためには自分に合った枕を使う
- アイマスクで視界をさえぎるとよく眠れる
- サプリメントで睡眠の質をあげる
このように具体的な内容を提示してまとめると、わかりやすいですよね。
そしてまとめの最後に、前向きな言葉で締めくくることで、検索者も希望を持って読後感よく記事を読み終えられます。
「つらい睡眠不足を解消するために、紹介したグッズを使ってよく眠れるようになれば、仕事にも集中できますね」「そうなれば私も嬉しいです」などが使えます。
好印象で記事を読み終えてもらえれば、「またこの人の記事を読みたい!」と思って、またあなたが書いた記事を読んでくれて成果につながります!
書き終わったら必ず全体を読み返して確認する
全ての文章を書き終わったら、全体を自分で読み返して推敲(すいこう)しましょう。
推敲とは、文章の間違いを訂正、修正し、文章そのものの練り直しをすることです。
一日時間を開けたり、仮眠をとったりして頭の切り替えをすることも大切ですね。
自分で書いた記事を客観視することによって、誤字脱字や文章の違和感を見つけやすくなり、より良い記事に修正がしやすいですよ。
また、自分が書いた記事を読み込むことで文章の癖も見つけることができます。回数を重ねるごとに修正が少なくなって、どんどん書くことが楽しくなりますよ!
webライティングをうまく書くための例とコツ
webライティングにおける「文章力」とは、「検索者に最後まで読んでもらうための文章を書くことのできる力」だと私は思います。
web上の記事はパソコンでじっくり読むより、スマートフォンからスキマ時間でサラッと流し読みすることが多くなっていますよね。
そのため、短い文章で簡潔で読みやすく、内容がすぐに分かるような記事を書くことが求められています。
読みやすい文章の例としてPREP方式がありますが、それ以外にも読みやすくしたり、文章にひきつけたりするにはいくつかのコツがあります。
- 事前準備を行いゴールを定める
- 検索者像(ペルソナ)を作り上げる
- 「ベネフィット=利益」を示す
- 数字は具体的に提示する
- 「ライター目線」を大切にして自分らしさを出す
具体的にどのような書き方になるのか、「睡眠不足 解消 グッズ」を例にして紹介してみましょう。
まず、「睡眠不足 解消 グッズ」で検索します。結果は、睡眠不足解消のグッズの販売サイトや、グッズのおすすめサイトです。
サジェストキーワードもチェックすると「食べ物」や「サプリ」もありますね。そこも検索者が興味を持っている内容なのです。
この内容から、「睡眠不足の人向けにグッズを紹介して買ってもらう」とゴールを定め、グッズの紹介や食べ物、サプリについて紹介する記事を書くと決めます。
ゴールを決めたら、次に検索者像を具体的にイメージしましょう。
- 検索者の年齢・性別…30代男性
- どのような環境にいるのか…近頃仕事で昇進して責任が重くなった
- どのような悩みをもっているのか…よく眠れず睡眠不足が続き、疲れが取れなくなってきた
- どうすれば悩みを解消できるのか…睡眠不足解消
- 他に知りたいことはないか…睡眠不足になる原因
このように具体的にペルソナを設定することにより、検索者の気持ちを想像しやすくなり、記事に反映できますよ。性格なども考えるといいですね。
それから、睡眠不足解消のグッズをつかうとどのような「ベネフィット」=「利益」があるかを提示してあげることで、未来の姿を想像できて商品の購入につながります。
「グッズを使って睡眠の質が向上、睡眠時間が長くなれば、仕事にも集中できる」など、結果として検索者にどういう利益がもたらされるかを伝えるのですね。
また、あなた自信がどういう立ち位置で記事を書くかによって、他の記事との差別化をはかることができます。
例えば記事作成者が「睡眠不足で悩んでいる、眠りが浅い40代女性ライター」と「睡眠不足ではない20代男性ライター」なら、切り口もこのように変わってきます。
- 眠りが浅い40代女性ライター
…睡眠不足解消のために試したグッズを紹介 - 睡眠不足ではない20代男性ライター
…睡眠は十分な私が、睡眠不足の知りあいのためにグッズを調べたので紹介
内容が同じだったとしても、だいぶ印象が違いますね。「私が記事内容に対してどうとらえているか」を一緒に書くことで、あなたでしか書けないオリジナル記事に仕上がります。
このように、ライティングのコツを押さえることで、検索者に興味を持って最後まで読んでもらえる記事が書け、成果につながりますね。
事前のリサーチでゴールを決めるとぶれない記事になる
記事を書き始める前に、リサーチして誰に何を伝える記事なのか「ゴール」を設定することで、書いている途中で内容がブレたりズレたりすることがなくなります。
途中で話題がズレてしまうと、「何の話だったっけ?」と思われてしまい、記事を離れる原因になってしまいます。
特に検索結果上位のサイトを読んでいると、「これ以上の情報を書かなくてはならないの!?」と驚くでしょう。
私も初めての記事を書くときに、検索上位のサイトを読んで「これ以上何を書けば良いのかわからない」と途方にくれました。
けれどライバルサイトには書かれていない、検索者が本当に求めている内容が隠れている場合もあるのです。
ライバルサイトは、今あなたが書こうとしている記事よりも前に書かれています。つまり、古いものなので新しい情報が増えている可能性もあります。
徹底的に読み込み、その差異を見つけて自分の記事に組み込むことで、ライバルサイトより優れた記事を書くことができます。
もちろん、新聞や雑誌、公式サイトやニュースなどから情報収集もできますし、商品紹介であれば実際に商品を見たり使ったりすることも立派なリサーチです。
求められている情報を網羅できれば検索結果の上位表示ができてあなたのブログの評価が上がり、たくさんの人に見てもらえて結果として売上も上がりますよね!
ペルソナは検索者を理解するための鍵
検索者像を詳しく設定すると紹介しましたが、検索者がどのような内容を求めているのか、どのような人であるかを明確にイメージすることを「ペルソナ」と言います。
ペルソナを設定することで、よりピンポイントで記事を書くことができ、検索者に「自分のことをわかってくれている」と思ってもらえて、記事を最後まで読んでもらえます。
- 検索者はいくつくらいで、性別はなにか
- どのような環境にいるのか
- どのような悩みをもっているのか
- どうすれば悩みを解消できるのか
- 他に知りたいことはないか
このように、検索者について理解を深めることで、読んでいる検索者に向けた文章となり、記事から離れることを防げます。
私も自分に向けられたものだと思えた記事は、最後まで読むことが多いですね。
今後の利益を示すことで興味を持ってもらえる
「ベネフィット」=「利益」を示すことも記事を読んでもらうためのコツのひとつです。
webライティングの中でも、特にコピーライティングで重要視されているのが、「ファクト・メリット・ベネフィット」です。
「メリットはわかるけれど他は何?」と思いますよね。私も最初は首をひねりました。
簡単に言うと「ファクト(事実)」「メリット(利点や長所)」「ベネフィット(利益)」です。
わかりやすく「スマートフォンの新機種」を例にあげてみましょう。
- ファクト:OS、メモリ容量などのスペック
- メリット:通話エリアが広がった、通信速度が早くなった、容量が大きくなり写真やアプリの保存が今までより多くできる
- ベネフィット:調べ物が今までより早くできて時間を気にする必要がなくなる、子どもの写真が今までより多く保存できる
このような違いなのです。「ベネフィット」とは「その物、ことによってもたらされる利益や価値」ですね。
「ファクト」は「事実」であるため、記事の信頼性を上げるために必要な情報です。
では「ベネフィット」がなぜ必要かというと、「このスマートフォンによりあなたの生活はこうなる」と示されたほうが商品に興味を持てるからです。
人によりますが、「メリット」として電波やメモリ数をあげられても、今のまま満足であれば必要な情報ではないですよね。
そのため「この記事を読むことで、こうなりますよ」と「ベネフィット」を提示するよう書くことで、最後まで読んでもらえる確率はぐんと上がります。
webライティングで文章の書き方を例文で紹介
webライティングの記事について基本の形以外にも、そもそも文章の書き方自体も知りたいと思われますよね。
webライティングは、内容だけではなく文章としても読みやすくわかりやすい記事が求められます。
- 文章は簡潔に回りくどい表現はしない
- 文末表現(ですますなど)の連続は2回まで
- ひらがなと漢字の割合は7:3にする
- 箇条書きや図も利用する
- 「一文一義」を意識する
- 句読点は適切に使う
これらに共通して言えるのは「なんとなく読みづらい」をなくすことです。文章自体が気になってしまうと、「読みづらいから、このサイトはもういいや」と思われて、読むのをやめてしまいます。
ストレスなく読めるよう意識して書くことで、文章はとても読みやすくなりますよ。
1文は簡潔に回りくどい表現はせずに読みやすく
長い文章や、回りくどい表現だとスマートフォン画面から読むと疲れてしまうため、短く簡潔に書く必要があります。
長い文章やまわりくどい表現は、スマートフォンのスクロールが長くなり、読むのに疲れて記事を離れてしまう原因です。
私もスマホで調べ物をしていても、読みづらいと感じるとサイトを閉じていました。自分の書いた記事がそんな風に途中で閉じられるのは、とても残念ですよね。
ではどのような文章が読みやすいのか、ひとつ例をあげてみますね。以下は、どちらの文章が読みやすいでしょうか。
「この頃睡眠不足がつらいので、解消できるグッズはないか探しているのですが、たくさん紹介されていてどれが良いかわからないので、すべてを試してみることにしました。」
78文字で、1文になっており少し長いですね。また1文にいろいろな情報が入っていて、パッと内容が入ってきません。
「この頃睡眠不足がつらいので、解消できるグッズはないか探しています。たくさん紹介されていてどれが良いかわかりません。すべてを試してみることにしました。」
こちらは3文に分け、33文字、24文字、18文字となりました。1文が短くなったことで読みやすくなりましたよね。
そして回りくどい表現も避ける必要があります。「~ことができる」や「〜ということ」、「まず最初に」などです。
先程の文章であれば「この頃睡眠不足がつらいので、解消することができるグッズは〜」だと、回りくどいですよね。
まれに、文章の強調をしたい時に使うことはありますが、この表現は望ましくありません。
読みやすさを考えて、回りくどい表現をしていないか、都度確認しましょう。
文末表現の連続は2回までにすると読みやすい
文末表現とは「〜です」「〜ます」などのことです。同じ文末表現は連続させすぎると、テンポが悪くなりとても読みづらくなります。
例えば「明日は晴れます。予定がないので散歩にでます。新しいくつをはきます。」という文章、なんとなく読みづらいですよね。
これを「明日は晴れます。予定が無いので散歩に出ることにしました。新しいくつをはきたいです。」とすると、読みやすくなりました。
適当な文章でもこれだけ違いがありますね。私もスマホで記事を読んでいて、文末表現が同じだとすごく気になります。
これだと、検索者が途中で読むのをやめて記事を離れてしまいそうですね。
文末表現は連続使用せず、「〜でしょう」「〜でした」などと使い分けることでとても読みやすくなります。
文章のバランスは漢字3割が読みやすい
文章中の漢字とひらがなは、漢字が3割、ひらがなが7割程度が読みやすいそうです。
これも実際に見てみるとわかりますね。例文をあげてみましょう。
「かんじとひらがなは、かんじ3わり、ひらがなが7わりていど〜」どこが言葉の区切りか分かりづらいですね。
「漢字と平仮名は、漢字が七割、平仮名が三割り程度〜」これもなんだかごちゃついていて分かりづらいです。
webライティングの記事を書くときには、漢字とひらがなのバランスも考えて書きましょう。
箇条書きや図も利用してメリハリをつける
あまりに文章だけが続くと、内容が頭に入らなくなってしまいます。そこで箇条書きや図も利用して、視覚的にメリハリを付けることで読みやすくできるのです。
スマートフォンの画面いっぱいに、小さい文字がたくさん並んでいる様子を想像してください。
考えるだけでげんなりしませんか?私はしました。
いくら簡単な文章でも、文字だけが連なっていると理解が追いつかず、また読み返すことがスマートフォンの画面だとよくあります。
そのため箇条書きや図解、表などを入れることで画面にメリハリが付いて読みやすくなるのです。
うまく表や図解を入れられない場合は、箇条書きだけでもだいぶ読みやすくなりますよ。
1文にはひとつの情報だけを書くと読みやすい
webライティングでは一文一義を意識して文章を書きましょう。「一文一義」とはひとつの文章にひとつの情報をおさめることです。
一文一義だと、その分文章が短くなるため読みやすくなります。
これだけでは、イメージがわかないかもしれませんね。これも例をあげてみましょう。
「webライティングでは一文一義を意識して文章を書きますが、「一文一義」とはひとつの文章にひとつの情報を収めることで、その分文章が短くなるため読みやすくなります。」
これだと、ひとつの文章に3つの情報がつまっています。そのため、どの情報が大切なのか分かりにくく、読みづらいと感じます。
情報はなるべく要約して理解しやすくするためにも、一文一義を心がけましょう。
句読点は適切に入れて意味でも視覚でもわかりやすく
句読点とは文章の区切りに入れる「、」や「。」のことです。「、」が読点、「。」が句点ですね。
句読点は適切な場所に入れることで、誤読をさけて、視覚的にも文章の意味としてもわかりやすくなります。
一般的に読点は、文章の区切りに入れることで、前後の文章との区切りを示します。
例えば主語が長い時に、句点をうまく使うと読みやすくなりますよ。
「webライティングを始めたばかりでまだ書き方もわからないあなたは勉強をしたいと思っていますね。」という文章は、どこで区切ればいいのか迷いますね。
この場合「あなたは」の後に「、」を入れることで「あなた」がwebライティングを始めたばかりの人であるとわかります。
また「あなたと知り合いの、田中さんが仕事をした」だと仕事をしたのは「田中さん」だとわかります。
「あなたと、知り合いの田中さんが仕事をした」であれば、仕事をしたのは「あなた」と「田中さん」のふたりです。
このように、句点の位置で意味が変わってきます。誤解を与えないよう、適切な句読点を入れましょう。
webライティングでの注意点6例!守るべき内容
webライティングの記事は、自分が好きなように書くのではなく、検索者に求められている内容の記事を書くものです。
その中にはいくつか注意点があります。破ればGoogleなどの検索エンジンから「信頼性が低い」と判断され、サイトを上位表示させることができなくなるのです。
- 他サイトの内容や自分が書いた他の記事をコピペして使い回す
- 公式サイトや公的機関からの情報を利用した際の引用表記もれ
- 著作権のある文章を使う
- 根拠のない内容は記載しない
- 情報の改ざんはしない
- 加工禁止の画像は加工しない
これらは犯罪行為に当たり、相手方から損害賠償請求される可能性もあります。
該当の記事だけではなく、サイト全体が検索エンジンや、検索者からの信頼を損なってしまうことは想像に難くないですよね。
webライティングの仕事を続けるためにも、これらの注意点は「知らなかった」ではなく、きちんと覚えておくことで自分の身を守れます。
コピペは他サイトでも自分の記事でもしてはいけない
パソコンやスマートフォンで簡単にできる、「コピー&ペースト」いわゆる「コピペ」ですが、これはwebライティングを行う上で絶対に行ってはなりません。
他サイトに公開された記事の著作権は、記事の作成者、または掲載されているサイトが所持していることがほとんどです。
つまり、他の記事をコピペして利用すると、「著作権盗用」となりそれはれっきとした犯罪行為なのです。
そして、たった一度のコピペでも、「この人は他にもコピペをしているのではないか」と疑われてしまいます。
信頼を得るまで時間をかけても、失うのは一瞬です。その一瞬で、その後記事を読んでくれる検索者がいなくなってしまいます。
また、コピペをした文章だということは検索エンジンにもすぐにバレてしまいます。webライティングの記事は、多くの人に記事を読んでもらうために書くものです。
つまり、検索エンジンから「コピペを行っているサイト」として評価が下がってしまいます。
検索者にも「どこかで読んだ記事だな」「手抜きか?」と思われ、サイトの信頼が落ちるのです。
結果として、たった一度のコピペでもクライアントに迷惑をかけ、信頼を失い、場合によっては損害賠償請求に発展することもあり得ます。
他サイトであっても、自分の記事であっても、コピペは百害あって一利なしなのです。
自サイトへの記事ではなく、クライアントから依頼されたとしても同じです。
その場合に「著作権盗用」をしてしまった場合は、そのクライアントからの仕事は二度と受けられなくなるでしょう。
公式サイトの引用表記もれや歌詞の使用も著作権侵害
例えば公式サイトや公的機関から、根拠として情報を記載した時に「引用であること」の記載を忘れたり、歌詞などの著作権がある文章も使用はできません。
引用文の場合、「引用であると書くのを忘れただけ」だと主張しても、元のサイトには「記事を盗用された」と思われますね。
「どこから引用したのか」と確認されることもあります。少しでも引用した場合は、必ず「引用した」と明記しましょう。
私も、初めて公式サイトの文章引用をしたときには、引用の表記やサイトの提示など「これでいいのか?」と四苦八苦してOKをもらった時はホッとしました。
それから、例えば歌詞などの著作権がある文章は、たとえその1フレーズだけであっても「著作権侵害」にあたるのです。
この場合も、悪気はなくとも損害賠償請求や裁判沙汰になることが考えられます。
そして誤解されやすいのですが、大手サイトのwebライティングだけではなく、個人ブログでも著作権侵害にあたりますので、普段から気をつけたいですね。
根拠がない内容の提示や情報の改ざんは行わない
記事の内容によっては、「根拠」つまり「エビデンス」を求められる場合があります。
その場合はどこの情報であるか「エビデンス」を示す必要があり、そしてその内容を改ざんすることは言語道断です。
例えば美容品の記事を書くとして、「○○の美容成分には、△△の美容効果があると言われています。」と記事に書いたとしましょう。
当然そのエビデンスを提示しないと、信頼されませんよね。「私はこう思います」「個人ブログに書いてあった」と書いても、それは本当かわからないのです。
この場合信頼されるのは「1次ソース」と呼ばれる情報の発信源です。
- 公式サイト
- 国や自治体などの公式サイト
- 病院など医療機関のサイト
- 弁護士事務所などのサイト
このようなサイトであれば、信頼性が高いとされる「1次ソース」として有用です。
また、その情報が正しいかどうかは別として、「Wikipedia」や「知恵袋」「個人ブログ」などの、個人が自由に書き込めるサイトの情報は、信頼性が低いと判断されます。
ですが、たとえ「1次ソース」からエビデンスを示したとしても、その内容を自分の記事に都合のいいように改ざんするのは論外です。
自分に都合のいいように一部を抜き出したり、ほしい情報だけを強調したりするのは、検索エンジンから「真実ではない」と判断されて信頼性が落ちてしまいます。
エビデンスの提示は大切ですが、正しい情報を提示することを忘れてはいけません。
加工可能な画像以外に手を加えてはならない
webライティングを行うにあたって、画像の挿入が必要になる場合もあります。
その場合、例の提示として公式サイトから画像引用を行ったり、フリー素材を利用したりしますね。
フリー素材サイトで加工可能と明記されているもの以外の画像は、手を加えて加工することは基本的にできません。
エビデンスとして使用する際、加工してしまうとそれは「真実」ではなくなってしまいます。
画像にも著作権がありますので、利用する場合には「引用」の記載や、著作権フリー素材を利用しましょう。
まとめ
- webライティングとはweb上に公開する記事を書くことで、「タイトル」「導入文」「本文」「まとめ」で流れを作る
- 主にスマホやパソコンで読まれるため、タイトルで興味をひき、導入文で本文へ誘導する
- webライティング初心者は「PREP形式」を使うことでわかりやすい文章が書ける
- 書き終わったら時間をおいて読み返し、おかしなところがないか確認する
- 検索者をひきつけるには事前のリサーチが大切
- 検索写像=ペルソナの設定をすることで、より検索者に寄り添った記事が書ける
- ベネフィット(利益)を示すことで、検索者の興味をひける
- 回りくどい表現をさけたり、文末表現の連続を避けたりすることでつまずかずに読める文章になる
- 「ライター目線」で自分らしさを組み込むことにより、記事に独自性を出す
- 記事を書くにあたり著作権の侵害や、エビデンスの改ざんはしてはいけない
自社商品を買ってもらうために記事を書くのに、書き方の例もなく手探り状態ではじめる場合は基本の形を知っておきましょう。
まずは基本の書き方を守り、検索者の求めるものをしっかり把握することで、最後まで読んでもらえる、ひいては商品をかってもらえる記事になるのです。
そして検索者のニーズを知るには、事前のリサーチが必須です。例えば、検索エンジンから上位表示されるサイトを確認することや、ニュースや書籍を読むことも大切です。
例えば「何かを知りたい」と思っている検索者にむけた記事を書くなら、知りたいと思っている内容を「タイトル」から「まとめ」までブレずに書き上げましょう。
今はまだ自信がなくても、記事を書き続けることで、例以外でも自分に合った書き方を見つけて、検索者をひきつける文章が書けるようになりますよ!
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