最近では自宅にいながら仕事ができる業務形態が増え、ライフスタイルに合わせて働き方を見直す人が増えました。
あなたも「空いてる時間を有意義に使って副業したい」「趣味や特技を仕事にしたい」と思っていますよね。
ただ「したい」と思っているだけでは何も始まりません。夢で終わってしまいます。
私はスキルアップを目指し、フリーランスを始めました。
クラウドワークスの仕事は、Wi-Fiやデバイスさえあれば場所や時間に縛られず、自由に仕事ができるのでワークライフバランスが実現できました。
今回はクラウドワークスの業務形態や仕事の受注方法、確定申告など詳しく解説していきたいと思います。
クラウドワークスで第一歩を踏み出せば、仕事も私生活も相乗効果で充実しますよ!
クラウドワークスの業務形態はフリーランス
クラウドワークスの業務形態はクラウドソーシングで、クライアントと個々に業務委託契約を結び、フリーランスとして仕事を請け負います。
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい企業や個人(クライアント)が、インターネット上で仕事を受注したい人と業務委託をするWebサービスのことです。
基本は取引業務をインターネット上で済ませることができ、業務連絡などもすべてパソコン1台あれば可能になります。
ミーティングは、ZoomやSkypeを使ってできるので、移動時間を短縮できて、とっても楽になりました。
クライアントが依頼する仕事は、必ずしも専門技術や資格者だけではありません。その仕事に見合うだけの知識や経験を持ったフリーランスのワーカーが主になります。
クライアントは、自社の社員を稼働させて案件をこなすよりも、クラウドソーシングを活用して外注したほうが、案件によっては経費を削減でき、効率が良くなるからです。
中には未経験者にも依頼可能な仕事もあり、掲載されている仕事内容からあなたのレベルに合った案件を受注することができるんですよ。
またフリーランスとは、働き方を表す呼称で、会社などに属さず、様々なクライアントから業務委託され、独立して仕事を請け負う人のことを指します。
例えば、プログラマーやライター、カメラマン、デザイナーなどの職種が多いでしょう。
クラウドワークスに登録しているワーカーの中には、会社員や学生、主婦など様々で、本業以外の副業やお小遣い稼ぎとして仕事を請け負っている方もいます。
業務形態は人それぞれですが、自分自身のスキルや趣味、知識を生かせる仕事が収入源になることは、活力になりますよね。
ただ副業としてクラウドワークスを利用している方、これから利用しようとしている方は、本業との兼ね合いや就業規則などを必ず確認しましょう。
フリーランスと個人事業主の違いは税法上の区分
クラウドソーシングの業務形態はフリーランスですが、「個人事業主との区別がつかないな」と思っているあなたに違いを分かりやすく解説しますね。
主な違いは税法上の区分になり、税務署に「開業届」を提出しているフリーランスが「個人事業主」となります。
フリーランスは先ほど説明した通り、働き方を表す呼称で、特定の企業などに属さず、独立して委託業務を請け負います。フリーランスの法人化も可能ですよ。
個人事業主は、税務署に「個人事業を開始しました」という意味の「開業届」を提出していなければいけません。
働き方よって個人事業主はフリーランスに含まれますが、個人事業主はあくまでも「個人」なので法人化した「個人」は個人事業主にはなり得ません。
フリーランスは自由があるけど保証がない
フリーランスは働き方が自由ですが、全て自己責任になります。事業を継続するためには計画性や強い意思がなければ継続することは難しくなります。
そこで、フリーランスのメリットとデメリットをご紹介しますので参考にしてください。最初に4つのメリットをご紹介します。
- 仕事をする時間、場所を自由に決められ、束縛されない
- 仕事を選べる自由
- 多くのクライアントとの契約ができ、人脈も広がる
- 通勤時間や接待などの時間を取られない
基本的に納期まで作業を終わらせ、業務を完了すれば、その間の時間は自由です。
早朝でも、深夜でも好きな時間に仕事ができ、場所の自宅以外のカフェやファミレスなどどこでも業務が可能になります。
私は、家にいると息詰まってしまい、つい他に気を取られてしまうので、お気に入りのカフェに行ってコーヒーを飲みながらライティング作業をしています。
今はWi-Fiやラップトップの充電も可能なカフェがあるので便利ですよね。
また、作業の合間にコンペやタスク業務も可能で、働き方によっては大きな報酬を得ることも期待できます。
さらにクライアントとの契約が同時に複数でき、人脈も広がりますので、次の契約に結び付く可能性が広がりますよ。
しかも往復の通勤・帰宅時間や接待などの時間をなくし、自分の作業時間に充てることもできます。
あの地獄のような通勤・帰宅ラッシュがないだけでうれしいですよね♪
それでは、逆にデメリットも見てみましょう。
- 収入が不安定で、保証がない
- 新規顧客に対する社会的信用度が低い
- 自由時間が多いため計画性や意思が強くなければ誘惑に負ける
正規雇用と違い、給料制ではないため、仕事がなければ報酬が入りません。単価が低ければ実入りが少なく、実働と収入の差が多いときもあります。
仕事は収入に直結するため、実入りが少ないとやる気が削げてしまいますね。
また自宅をオフィスにしたり、特定の場所を持たない人が多いため、社会的信用度が低く、実績がなければ仕事に影響することもあります。
以前、クレジットカードを作ろうと思ったのですが、収入が安定していない、オフィスの住所や電話番号もなかったため作れませんでした。
これもある意味、「社会的信用がない」という結果ですよね。
さらに24時間縛りがなく、働かず無駄な時間を過ごしても、誰からも指摘されることがありません。
全てが自分の采配で仕事を進めるため、計画性や意思が弱ければ仕事を続けることに無理が出てきます。
働き方が自由なだけに、継続するには根気が必要になります。デメリットを踏まえた上で目標に向かって効率的に仕事をしましょう。
クラウドワークスの業務形態はリモートワークが主体
クラウドワークスの業務形態は、ワーカーによって異なりますが、主にパソコンを使ったリモートワークになります。
最近はインターネットの普及により、企業がリモートワークという業務形態を導入するようになりました。
通勤時間や勤務地、育児や介護によって仕事の選択幅が少なく悩んでいた方はたくさんいます。
ですがネットワークとデバイスを利用して、会社以外の場所から業務を請け負える業務形態は、魅力ある働き方ですよね。
業務を発注したいクライアントと仕事を請け負いたいワーカーをマッチングさせるサイトなので、インターネット環境とパソコンがあればすぐにでも仕事を開始できます。
主な業務を表にまとめていますので、ぜひご覧ください。
職種 | 業務内容 |
システム運用・開発 |
サイト構築・Web構築、Excel VBA、業務システム・ソフトウェア改修、 ECサイト制作、アプリ開発、サーバーネットワーク構築・移行 データベース設計、WordPress制作、システム管理・保守運用、 デバッグ・品質保証など |
Web制作・Webデザイン |
ホームページ制作、コーディング、LP制作、ウェブデザイン |
デザイン |
バナー作成、ロゴ作成、名刺作成、イラスト作成、パッケージデザイン、 チラシ・フライヤー作成、漫画制作 |
写真・動画・ナレーション |
写真撮影、動画制作、声優、ナレーション、作曲・BGM制作、 |
ライティング・ネーミング |
記事作成、記事企画、リライト・校正・編集、インタビュー・取材、 |
翻訳 |
英語・中国語・韓国語翻訳 |
タスク・作業 |
アイデア募集、商品モニター、レビュー・口コミ、簡単動画投稿、 |
コンサルティング |
モニター・アンケート調査、市場調査・リサーチ、Webコンサルタント、 |
事務 |
Excel作成(VBAなし)、資料作成、事務業務 |
取材・調査 |
現地取材・現地調査 |
レベルは未経験者から専門資格者まで幅広くあります。
ちょっとした隙間時間を利用したり、フリーとなってリモートワーク1本に絞ったりと、あなたのプランや現状に合わせて業務委託できますよ。
仕事探しから応募・契約までのプロセス
クラウドワークスでは掲載されている募集中の案件から、あなたのスキルや能力、または挑戦したいと思う仕事に応募できます。
まずは基本的な仕事探しから契約までのプロセスを見てみましょう。
- 画面上のCrowdWorksロゴ横にある「仕事を探す」から仕事の一覧を開く
- ご希望の仕事が見つかったらオレンジ色の「応募画面へ」をクリックする
- 応募画面に必要事項を記入してオレンジ色の「応募する」をクリックする
- 希望契約条件の交渉・相談をする
- 契約条件の合意をする
- 契約締結
仕事は246種類ありますので、探す際、キーワードや絞り込み検索を使うとご希望の仕事を見つけることができます。
私は、「お気に入り機能」を活用しながら探しています。
仕事一覧を流し見しながら、興味があるもの、自分のレベルに合うもの、挑戦したいものをどんどん「お気に入り登録」していきます。
そして後でじっくり仕事内容や条件を読みながら、応募しています。
次に応募画面の必要事項ですが、業務内容や報酬について記入していきます。
あらかじめ応募条件に明記されているものもあれば、提案や見積もりの希望を要求されることもあります。
報酬条件は何度でも修正・変更が可能です。画面右下にある、「新しい条件を提示する」から交渉してください。
また、経歴やスキル、応募動機の記入欄もありますので、応募する前に、充実したプロフィールやCVなどの自己紹介定型文を作成しておきましょう。
伝え忘れや焦りがなくなり、自信を持ってあなたをアピールできますよ。
クライアントにはメッセージで交渉や相談が可能なので、あなた自身の要望をしっかり伝えて、お互いに納得できる条件で契約締結しましょうね。
この時点で、ワーカーとクライアントの間で業務委託契約が締結され、「契約詳細」画面が契約書の代わりとなります。
もし文書化した契約書が欲しい方は、クライアントと同意のうえで書類作成してください。
仕事の受注方法は4つの形式がある
クラウドワークスは仕事の受注方法を、主に4つの形式で進められます。
- 案件を段階的に進めていく
「固定報酬制プロジェクト形式」
「時間単価制プロジェクト形式」 - 複数の案件の中からマッチングしたものを採用する
「コンペ形式」 - 単純化作業
「タスク形式」
仕事内容や目的に応じて形式が違いますので、量や時間、レベルに合わせて、形式から仕事を受注することもできますよ。
プロジェクト形式は、仕事に応募して、クライアントとの業務条件が合意した後に、契約締結していく段階方式です。報酬は固定制と時間単価制があります。
<固定報酬制プロジェクト形式>
「固定報酬制」は、契約時に報酬額を決めます。仕事内容や納期、報酬を契約前に合意し、納品や業務終了後に報酬が支払われます。
そして上記で説明した通り、応募時にプロフィールなどの提出や見積もりの提示が必要になることがあります。
また長期契約や作業工程が複数あるの場合、「マイルストーン払い」を適用して、報酬を分割して受け取れる制度もあります。1契約20回まで可能です。
「マイルストーン払い」はクライアントが提示しますが、お互いに条件を擦り合わせることができます。
クライアントの中には企業だけでなく「個人」もいます。あなたも将来クライアントになって、仕事を依頼する側になる可能性もありますよね。
では簡単に、例を挙げて「マイルストーン払い」の説明します。
一例ですが、【1記事¥3,000×50記事】のライティングを受注すると、報酬金額は¥150,000になります。
記事納品後、クライアントは全額まとめて報酬を支払うよりも、段階的に分けて支払う方が負担は少ないですよね。
またワーカーも、数か月先に一括払いされるよりは、数回に分けて報酬を受け取った方が生活しやすいですし、安心ですよね。
「マイルストーン払い」の設定例は以下の通りです。
- 1回目のマイルストーン払い 【5記事納品×¥3,000】
- 2回目のマイルストーン払い 【10記事納品×¥3,000】
- 3回目のマイルストーン払い 【15記事納品×¥3,000】
- 4回目のマイルストーン払い 【20記事納品×¥3,000】(支払い完了)
「マイルストーン払い」を設定する場合は、契約条件提示の際に、完了予定日下にある、「+ マイルストーン(段階払い)を追加する」をクリックしてください。
クライアントは負担にならず、ワーカーは報酬を受け取ることでモチベーションが上がりますので、お互いにメリットがありますよね。
ライティングやシステム運用・開発などの「納品」業務を受注するときにおすすめします。
<時間単価制プロジェクト形式>
応募プロセスは「固定報酬制」と同じで、仕事内容や納期、報酬を契約前に合意し、納品や業務終了後に報酬が支払われます。
違う点として、時間単価制は稼働時間に応じて報酬が決まります。時給制になり、業務開始と終了時間にタイムカードを押して報酬計算します。
そして報酬は、【稼働時間数×時給】が1週間ごとに支払われます。
主にライティングやシステム運用・開発、デザインの業務になります。
<コンペ形式>
「コンペ形式」は募集された内容の制作物を提案して、採用後、報酬を得ることができます。提案数には上限はありませんので複数回応募可能です。
また応募時のメッセージに作品のコンセプトやこだわりなどを記載しましょう。画像データがある場合は忘れずに添付してくださいね。採用確率がぐんとアップしますよ♪
画像データが容量を超える場合は、確認できる仮データでも構わないですよ。
募集内容は主にロゴやキャラクターデザイン、キャッチコピー、ネーミングなどです。
<タスク形式>
タスク形式は応募の必要がなく、画面右上の「作業を開始する」オレンジボタンをクリックするとすぐに作業を開始できます。
終了時はオレンジボタンの「作業を完了する」をクリックしてください。
注意点は、作業を途中保存できないため、開始後1時間以内に入力作業を終わらせてください。全体の作業制限回数に達するまで何度も作業可能です。
業務内容はアンケートの回答や入力業務が主ですが、短時間で隙間時間に仕事したい方にはぴったりです。
ただ資格や経験など必要なく、どなたでも業務可能な作業ですので、比較的報酬は安価になります。
クラウドワークスの業務形態は確定申告が必要
所得が発生すれば当然税金もかかります。クラウドワークスの業務形態は「業務委託」になるので申告は個々で行わなければいけません。
個人事業主はもちろん、副業であっても収入が年間20万円以上ある場合、確定申告しなければいけません。
例え知らなかったとしても、ペナルティが発生してしまいます。
仕事をする以上、税金に関する知識は必要になりますので、この機会にしっかり確認し、追徴課税されないように気を付けましょう。
また税金の計算は、1月1日から12月31日までの1年間で、提出期限は翌年の2月16日から3月15日の間に税務署に申告しなければいけません。
確定申告の方法は以下の3つです、きっちり行いましょう。
- 管轄税務署に直接行って書類を出す
- 管轄税務署に書類を郵送する
- e-taxでネットから申告する
初めて確定申告をされる方は、直接管轄税務署に出向いたほうが、質問や記載内容・書類の不備などをチェックしてもらえるのでおすすめです。
私が初めて確定申告したとき、直接管轄の税務署に出向いて、職員さんを質問攻めにしてしまいました。
こちらが理解できるまで根気よく相手していただいて、本当に感謝しています。
ただ仕事の都合上、窓口の受付時間に間に合わない方は、24時間対応の「e-tax」でネットから申告する方法もあります。
クラウドワークスでは案件によって、クライアントサイドで源泉徴収される場合があります。
その場合は履歴を全て控えて、二重課税されないようにきちんと管理しておきましょう。
副業で年間20万円以上の収入は確定申告が必要
本業以外の業務形態は全て副業とみなされ、確定申告では、「所得税」と「住民税」を納めなければいけません。
副業という業務形態でも「所得税」は年間20万円以上の収入があれば、白色申告が必要になります。
ただ気を付けなければいけないのは、収入額ではなく、経費や控除を引いた金額が年間20万円を超える場合が基準になります。
どういったものが経費として計上できるか知っておくと、節税対策にもなってお得なのでご紹介しますね。
- 商品の発送のための運送費や梱包品
- 業務のために使った交通費や宿泊費
- 事業に関する地代家賃
- 事業税や固定資産税などの租税公課
- インターネット代などの通信費
- 取引先との飲食に使った接待費
- 機械設備・器具備品などの修理費
- 事務用品・オフィス家具など備品の購入費
- 事業に関わる保険料(生命保険は不可)
- 事業用の車に関わる費用
- 事業に関わる書籍・新聞などの購読費用
- 白色申告者(あなた)の事業専従者控除
経費計上できるのはあくまで仕事(副業)に関する事のみになります。レシートや領収書は必ず受け取って、整理・保管しておきましょう。
白色申告の経費計は上限金額がありません。しかし、あくまでも収入とのバランスになります。
収入が少なく経費が以上に多い場合は認められないこともありますので、注意してください。
租税公課には、「〇〇税」と付くものが含まれます。例えば消費税や印紙税、不動産所得税などです。
ただ所得税や住民税、相続税は含まれませんので注意してくださいね。
自宅で仕事されている方がほとんどだと思いますが、電話代や家賃などは私用でも使われますよね。
その場合、請求額の中で仕事用に使用された金額を経費計上できます。
また保険料や車に関わる経費は、損害保険料・自動車保険料や車検代などがあります。生命保険は経費として認められないので覚えておいてください。
さらに書籍や新聞に関しては、「より多くの仕事を受注するために、この分野について勉強中してます!」ということでも、きちんと説明がつけばOKですよ。
最後の「事業専従者控除」は簡単に言うと給与についての控除です。白色申告は、青色申告と違って、支払った給与は経費計上できません。
なので、以下の2つの金額のうち低い方を経費とすることを認められています。
- 事業専従者が白色申告者(あなた)の配偶者であれば86万円まで、それ以外は1人に付き50万円まで
- 【事業専従者控除をする前の所得の金額÷(専従者+1)】
事業専従者とは生計をともにする親族で、該当年の6か月以上働き、12月31日の時点で15歳以上であることが条件になります。
確定申告と聞くと、「面倒くさい」「難しそう」と思われるかもしれませんが、一つ一つ理解していけばそんなことはありませんよね。
白色申告の控除額は、「所得税」が48万円、「住民税」は43万円です。
また「住民税」は1円でも収入があれば申告しなければいけません。クラウドワークスでは「住民税」の徴収はしませんので個々で行う必要があります。
そして本業の所得に対し、納付した「住民税」が高ければ副業していると100%の確率でバレます。私も以前副業をしていましたが、会社にバレて、かなり揉めました。
そうならないためにも、あなたには、就業規則の確認や上司への報告・許可など事前に手を打ったうえで副業することをアドバイスします。
個人事業主としての確定申告は青色申告
個人事業主として確定申告する場合は、その前に、税務署に対して「開業届」を提出する必要があります。
それによって、税法上の個人事業主となり、青色申告が利用できます。
クラウドワークスを利用されているフリーランスの方も、個人事業主として青色申告されている方はたくさんいますよ。
では青色申告の主なメリットを4つご紹介しますね。
- 「青色申告特別控除(10万円、55万円、65万円)」が利用できる
- 「青色事業専従者給与控除」が必要経費として認められる
- 貸倒引当金繰入の計上
- 最大3年間、純損失(赤字)の繰越しと繰戻しができる
1つは白色申告より控除額が大きく、節税効果が期待できます。特別控除はe-taxでネットから申告すると最高65万円、窓口の場合は最高55万円まで可能になります。
次の「青色事業専従者給与控除」は事業に携わった家族、親族に支払った報酬を上限なしに経費計上できることです。
支払った経費が多ければ多いほど収入は減りますので、その分支払う税金の額が少なく済みます。
そして「貸倒引当金繰入」とは、事業で生じた売掛金や貸付金など、将来的に回収できないと思う債権のことをいいます。
合計した帳簿価額の5.5%以下を、「貸倒引当金繰入」として経費に計上できます。
ここで「クライアントからの未払報酬は「貸倒引当金繰入」に入るの?」とあなたも思いますよね。残念ながら難しい場合が多いです。
税務署から未払報酬を「貸倒引当金繰入」に計上するには、以下のような手順が必要になります。
- クライアントに報酬の支払いを何度か催促する
- 報酬の支払期限と支払期限後の訴訟提起についての内容証明を送付
- 報酬の支払いがない場合には、弁護士に依頼して訴訟を起こす
- 訴訟の判決が出るのを待ち、回収できなければ「貸倒引当金繰入」計上
あくまでも未払報酬を「貸倒引当金繰入」に計上できるかは税務署の判断になります。訴訟を起こす前に税理士や税務署に判断を仰ぎましょう。
最後は最大3年間赤字の繰り越しができます。前年度の赤字と今年の黒字を相殺させることができるので、掛かる税金が少なくなり、節税になります。
ただ注意点として、控除や節税など、個人事業主はたくさんのメリットがありますが、仕事が立ちいかなくなっても保証はありません。
保険や年金など、将来設計も併せて対策しておきましょう。
まとめ
- クラウドワークスの業務形態はクラウドソーシングで業務委託契約になる
- フリーランスと個人事業主の違いは税法上の区分で税務署に「開業届」を提出しているかいないか
- フリーランスのメリットは仕事の時間、場所が自由で、デメリットは雇用の保証がなく収入が不安定
- クラウドワークスの業務形態は97%がリモートワークで、仕事は246種類ある
- 応募前に自分をアピールできる自己紹介定型文を用意して、応募時に自分の要望や条件をしっかり伝える
- クラウドワークスは仕事の受注方法は「プロジェクト(固定制・時間制)」・「コンペ」・「タスク」形式がある
- クラウドワークスの業務形態は「業務委託」になるので確定申告は個々で行う
- 副業は収入から経費を引いた所得金額が年間20万円以上であれば白色申告を行う
- 個人事業主としての確定申告は、税務署に「開業届」を提出後、青色申告を行う
仕事の時間や場所を選ばない働き方は、魅力がある反面、自己責任で行動しなければいけないので、明確な意思が必要ですね。
また最初は何のスキルを持っていなくても、仕事を受注しているうちに実績となり、それが報酬となって反映されるのは嬉しいですよね。
ただいきなり大きな金額を得ることは難しいので、コツコツと諦めず継続することが大切です。
自分のライフスタイルに合った目標をてて常にモチベーションを維持していきましょう。
コメントを残す