クラウドワークスのコンペ形式とは、ロゴやキャッチコピーなど、多くのものを比較検討したい場合にピッタリです。
クラウドワークスにて希望するイメージや内容で募集をかけ、ワーカーからイメージに沿った作品の提案をいただきます。その中から採用する作品を決める形です。
募集が明確でわかりやすければ、たくさんの提案をいただけて、よりイメージに合った作品を選ぶことができますね!
また、ワーカーにとってもコンペ形式とはやりがいのある仕事です。競争相手のいる他の仕事形式よりも単価が高く、自分の得意分野が生かしやすいですよ。
クライアント、ワーカー、お互いにメリットのある仕事形式です!
2-1クラウドワークスのコンペ形式とは多数作品を募集できる!
クラウドワークスでクライアントとして、多くのアイデアを比較して気に入ったものを選んで採用したい場合は、コンペ形式を利用しましょう!
コンペ形式とは、希望のイメージや内容を提示して作品を募集し、集まった提案の中から一番イメージに合うものを選ぶことができるものです。
制作物を先に提出してもらう形式なので、イメージ通りのものを探したり、出来上がったものを先に確認したりできるのです。
もし先にデザイナーを雇っていても、その人がイメージ通りのものを作れないと意味がないですよね。
提出していただいた作品にはお気に入りマークを付けることができ、ワーカーからも見ることができます。
そうすれば、お気に入りを見た人がその作品を参考にできるため、よりイメージに近い作品の提案をしてもらえるのです。
提案いただいた作品の修正を依頼もできるため、さらに自分のイメージに近づけることができますよ。
ロゴやキャッチコピーなど、多くのアイデアが欲しい時にピッタリの方法ですね!ワーカーから見ても、単価が高いため人気があります。
それでは、クラウドワークスのコンペ形式で募集をする場合の流れを解説しますね。
- マイページから「新しい仕事の依頼」を開く
- 依頼の内容を入力する
- 全て入力したら「確認画面に進む」を押して画面のプレビューを確認する
- 内容に問題がなければ仮払いを行う
- 応募されてきた提案内容を確認する
- 提案期間終了後から2週間以内でイメージに合うものを採用する
- ワーカーに制作物を納品してもらう
- 提出してもらったデータを確認する
- ワーカーの評価を行う
これで、仕事の募集は完了です。今後、引き続き仕事を依頼したいワーカーがいた場合は、プロジェクト形式で継続依頼もできますよ。
コンペ形式とはさまざまな作品を募集することができるため、イメージ通りの作品が見つかり、そのうえさらに他の仕事を頼みたい人とも出会えますね!
2-1-1コンペ形式で仕事を募集する場合の注意点
クラウドワークスのコンペ形式で仕事の依頼をする場合、いくつか気をつけなければならない点があります。
まず、仮払いが完了した段階で募集内容が公開されます。
仮払いの時点ではワーカーに報酬は支払われずに、その後応募された制作物を採用した段階で報酬が支払われます。
仕事が公開され、応募が集まった後にどの作品を採用するかの選定期間に入りますが、これは14日間となっています。
もし延長したい場合は有料で「選定期間延長オプション」の用意があります。延長する場合は、選定期間中に申請しましょう。
この選定期間を過ぎても提案を採用しなかった場合は、「コンペ保証料」として契約金額が応募者に分配されます。
必要な作品は手元にないのに、費用だけが発生してしまうのです。例えば、なにか予約をして前金を支払ったのに、結局商品を購入せず前金も戻らないというような状態です。
そんな事態は避けたい場合は、必ず選定期間内に選びましょう。
そして、採用が決定したら、ワーカーから納品データを受け取って確認すると報酬が確定します。
2-2クラウドワークスのコンペ形式に応募してみよう!
ワーカーとしてクラウドワークスで仕事をする時は、タスク形式、プロジェクト形式、コンペ形式から選びます。
初心者にはタスク形式やプロジェクト形式がやりやすいですよね。私も、タスク形式で実績を積んでから、プロジェクト形式に進みました。
もうひとつ、クラウドワークスのコンペ形式とは、クライアントからの募集にまず制作物を提出し、複数のワーカー中から選ばれた人だけが報酬を得ることができるものです。
制作物を提出しても、必ずしも採用されるわけではない、まさに狭き門、ということになるのですね。
ハードルが高いと思いがちのコンペ形式ですが、それほど難しいものではありませんよ。
仕事の探し方などは、タスク形式やプロジェクト形式と同じです。
- 「仕事を探す」ページを開く
- カテゴリや形式、キーワードで仕事を絞り込む
- 気に入った仕事の詳細画面を開く
- 募集の詳細を確認し、締切までに提出物を用意する
- 作成した提出物を提案する
- 採用結果の連絡が来るのを待つ
- 採用された場合は、本番のデータを納品する
- 納品データを確認してもらい、問題なければ報酬が確定する
- 仕事内容について評価をする
お疲れさまでした!これでコンペ形式のお仕事は完了です。
いつもの仕事と順番が違うだけで、やること自体は同じですね。これで、コンペ形式挑戦への壁が一つ、減りました。
基本的にクラウドワークスではコンペ形式の募集期間は14日間となっています。延長されることもあるようですが、その場合は詳細に記載されています。
それでも短い期間ですので、気に入った案件があればすぐ制作に取り掛かりましょう!
そして、クラウドワークスのコンペ形式では、提出した作品に対してクライアントから修正依頼が来ることもあります。
この修正内容を確認したうえで、採用に至ることもあるのですね。
また、採用に至った場合、仕事が終わった後にクライアントからプロジェクト形式で継続の依頼をいただけるチャンスもあります。
早速あなたに合った仕事を探して、コンペ形式のお仕事に応募してみましょう!
ちなみにコンペ形式のお仕事で、誰も採用されなかった場合は、報酬は応募者全員に分配される場合もあります。応募の際に仕事内容の詳細から確認しておきましょう。
また、コンペ形式で提出した作成物は不採用であってもポートフォリオに使えます。どちらにしても今後の仕事につなげることができますね!
2-2-1応募件数が低い案件は採用を狙いやすい
報酬の高い案件は人気があり、コンペ形式に慣れている猛者たちも集まりやすいです。競争率が高くなると、採用もされにくくなります。
応募件数が多く人気が高い案件よりも、応募件数が少ない案件だと競争率も低いです。特に、募集開始から少し日が経過している案件は狙い目です。
応募が少ない案件によくある、「人が集まりにくい理由」の例をいくつか紹介します。
- 募集内容が曖昧で、クライアントの意図がわかりにくい
- 報酬が安すぎて内容と合っていない
- 求められているジャンルやスキルの幅が狭すぎる
- 提出物の数が多すぎる
応募内容が曖昧な場合は、クライアントはクラウドワークスでの募集に慣れていないのかもしれません。その場合は問い合わせをしてみましょう。
もしかすると自分だけが詳細を知ることができ、採用されるかもしれませんね。
コンペではありませんが、私も過去の案件で質問を送ったことがあります。募集の詳細になかった情報を教えてもらえたため、仕事がしやすくなりました。
「一体どんなものを作ってほしいんだろう」と思ったら、直接メッセージを送ってみましょう。それがあなたの得意分野であれば、ラッキーですよね!
また、報酬が安すぎて相場と見合っていない案件も、応募が集まりにくいためライバルも少ないです。
もし、単価2,000円の簡単なイラスト案件が2件あったとします。これを30分で2件ともこなし、見事採用されれば時給4,000円になるのです!
自分ができる範囲で簡単にできそうな案件が見つかれば、お宝を見つけた気分になりますね。
そして、求められているジャンルやスキルの幅が狭ければ、それこそまさに狙い目です!
クライアント側は、細かくジャンルを絞って募集をかけることで「ある程度得意」な人より「とても得意」な人から、質が高い提案がもらえると思っています。
あなたも、例えばイラストが得意なら、「特に動物系が得意」その中でも「デフォルメされた動物が得意」、さらに「キモかわいい系が得意」など自分の特性を把握しておきましょう。
募集されているジャンルやスキルがあなたの得意分野で、かつ誰も狙わなさそうな分野なら、採用の確率がぐっと上がりますね。
さらにお仕事を探す時には、応募件数も調べてより採用されやすい案件を探しましょう。
そして、複数の案件にドンドン応募していきましょう。採用されなくても経験を積むことで、自分のスキルも磨かれますよ!
ただし、コンペ形式にしては求められる提出物の量が多すぎる場合は、避けるべきかもしれません。
必ず採用されるとも限らないのに、時間をかけて作品を作る必要があるかどうかを見極めましょう。
2-2-2クライアントの好みを研究し提案方法も工夫する
いかに良い作品を作っても、それがクライアントのニーズに沿っていなければ採用されません。
クライアントが他の提出物にお気に入りマークをつけていることがあります。それが、求められている作品のヒントとなるのです。
そのうえで提案の形を工夫したり、メッセージの内容でアピールをしたりするなど、クライアントの目にとまりやすい要素を作りましょう。
より完成品をイメージしやすい形で提出すれば、クライアントに「他とは違うぞ」と思わせることができます。
例えば、会社の記念でキーホルダーを作るためのデザインを募集している場合は、実際にキーホルダーの形で作って提出するのもいいです。
そして、提案の際に作品を送るだけではなく、メッセージで制作物のコンセプトやこだわりの部分を伝えることでクライアントの目にとまり採用されやすくなります。
クライアントのもとには、多くの作成物が集まります。
ただ制作物を送るだけでは、他の人からも多く届く制作物の山に埋もれてしまいます。せっかく作った提案が、クライアントにしっかり見てもらえません。
クライアントも提出物のチェックをしているのは人間です。工夫をこらしているものは、やはり目にとまりますし記憶にもとどまりますよね。
ただ制作物をぽんと送りつけるのではなく、相手の記憶に残るよう工夫しましょう!
お気に入りマークがついている作品は必ず確認し、クライアントの好みを把握したうえで、目にとまりやすい提出ができれば、採用の可能性はグッと上がりますね。
そして、提出する際は余裕を持って早めに提出しましょう。そうすることで、修正が来たとしても慌てず対処ができますし、クライアントの信用も獲得できます。
2-2-3修正依頼がきた場合は素早く丁寧に対応しよう
提案した制作物に対して、クライアントから修正の依頼が来ることもあります。そのためメッセージはまめにチェックしましょう。
そして修正依頼にはすぐに対応し、誠実な姿勢で丁寧に行うことで、クライアントに良い印象を持ってもらえます。
クライアントが法人であれば特に、仕事に対する姿勢もチェックされているはずです。私だったら仕事が早く丁寧な人を採用したいと思いますよ。
そしてこの修正は「迅速丁寧に対応しますよ」とともに「こういうこともできますよ」という技術のアピールにもなります。
修正依頼が来たからと言って必ずしも採用されるとは限りませんが、「少なくとも現段階では気に入られている」ということです。
ここでしっかり対応をすれば、クライアントに良いイメージを持ってもらうことができ、採用率が上がりますね!
2-3クラウドワークスのコンペ形式で採用されない理由を検証!
自画自賛するほど自信がある作品を提出したのに採用されないと、「何が悪かったんだろう?」「私のスキルが足りないのかな?」と落ち込みますよね。
ちょっと待ってください。クラウドワークスのコンペ形式で採用されない理由は、あなたのスキル不足だけではないかもしれません。
残念ながら詐欺案件に応募してしまうと、採用されないのに提案した制作物が無断使用されてしまいます。
自信満々な作品を提案したために、それが採用されず、報酬も支払われず、別のところで勝手に使われてしまうのです。すごくショックですよね。
また、単価が高い案件は人気も高く、応募数が増えます。そのため競争率が上がり、採用の可能性はぐっと低くなります。
そして、募集内容とイメージや内容がずれている作品を提出した場合はもちろん採用されるわけがありません。
例えば「かわいい系のデフォルメのイラスト」を求められているのに、自分が得意だからと「写真のようなイラスト」を提出しても、クライアントから見向きもされません。
2-3-1スキルが高い作品は詐欺案件に狙われやすい!?
大変残念なことですが、クラウドワークスのコンペ形式に応募して採用されない提出物が、その後クライアントに不正利用されたという事例もあります。
あなたのスキルが高ければ高いほど、提案作品が魅力的に見えて、狙われやすくなってしまうのです。
実際にあった事例では、クラウドワークスのコンペで採用されなかったのに、その後クライアントのショップで提出したロゴと非常に酷似したものが使われていたのです。
これは詐欺案件とも言える内容ですよね。自分の作品が使われていた応募者はさぞ驚いたことでしょう。
この応募者によると、応募期間中にクライアントから「利用しているロゴのフォントを教えてほしい」という連絡があったそうです。
その時に、応募者はフォントの名前そのものは伝えなかったそうなのですが、利用しているソフトにもともと入っていたフォントだということを伝えました。
そして、採用されずにその案件は完了しましたが、その後しばらくして、該当のショップでロゴが不正に使われていたのを発見したという経緯です。
提出したロゴそのものではなかったそうですが、探しだしたのか同じフォントを使っていて、バランスが変わってはいたものの非常に酷似していました。
すぐクライアントに問い合わせをしたところ、なんとそのクライアントはすぐに退会してしまったというのです。
その応募者が、「採用されなかったデータなので、使用を中止するか、報酬を仕払ってほしい」という要望をSNSから送っても、返事はなかったようです。
法律相談も行ったそうですが、その方は結果として「泣き寝入り」をすると決めたそうです。
訴えることは可能な案件でしたが、「かかる手間や時間、お金を考えると、割にあわない」という判断だったそうです。
すごく悔しいですよね…。あなたも、この応募者のような状況におちいった時、自分の負担を考えて諦めることになるかもしれません。
もし同じような被害にあった場合は、まずできる限りの証拠を残し、クラウドワークスへの通報をしましょう。
法律相談も、お住いの自治体で無料相談を活用しましょう。状況によりますが、クライアントに内容証明を送付して、相手の対処次第で裁判を起こすことも可能かもしれません。
それから、コンペ形式で募集の終了した仕事で、提出した制作物がずっと閲覧できるようになっていることもあります。
クライアントとしては、次回以降の目安、見本として置いておきたい気持ちもあるようですが、悪用が心配ですよね。
削除してほしい場合は、クライアントへの連絡が必要です。提案した制作物の表示設定はクライアントでの変更となるのですね。
対策してくるかどうかはクライアント次第ではありますが、閲覧できないようにしてくれたという声も過去にあるようですよ。
とても残念なことですが、悪質なクライアントもいることがあることを念頭に、仕事はよく確認したうえで応募をするべきですね。
2-3-2常にスキルを磨き続けてレベルアップしよう!
大前提として、クライアントの募集内容に対するスキルが不足しており、求めるレベルに達していなければ、採用されないのは当たり前ですよね。
当たり前ではありますが、常に自身のレベルアップを図りましょう。自分自身の技術を上げることで、制作物のレベルもアップしていきますよね。
利用しているソフトの機能も全て使いこなせているわけではないですし、何より日々進化します。
技術が全てではありませんが、より良い作品を制作できるようになれば、それだけコンペ形式で採用される確率が上がりますよ。
2-4クラウドワークスのコンペで結果報告が来ないこともある
クラウドワークスでコンペ形式のお仕事に応募したけれど、「期限を過ぎても結果の連絡がない」「案件がクローズされない」こともあります。
クローズとは、「提案を選択して採用後、納品されたデータを確認までする」または「気に入った提案が無い場合にキャンセル処理を行い、放置させない」ことです。
採用作品を開示しておらずわからない場合、または案件がクローズされていない場合は結果が不明となってしまいます
自分の提出物が良かったのか悪かったのかがわからないと、悶々としてしまいますよね。私なら、夜も眠れなくなってしまいます。
応募した身としては、結果報告が欲しいところではありますが、多数の提案を受けているクライアントが全てに報告連絡をするのは難しいのかもしれません。
あなたが応募したコンペ形式で結果連絡がなくクローズもしていない場合、選定期間を過ぎた後「分配金」が振り込まれていれば、それで完了したと判断できます。
もし不採用の場合も連絡しないと記載されておらずどうしても確認したい場合は、クライアントに問い合わせてみましょう。何らかの回答をいただけるかもしれません。
クラウドワークスに問い合わせをするという方法もありますが、できれば気持ちを切り替えて次の案件に進むのが良いと思いますよ。
そして、次の応募時は詳細に「不採用時も連絡する」と明記されている案件を選べば、結果がわからず不安なこともありませんね。
まとめ
- クラウドワークスのコンペ形式とは、たくさんの作品から気に入ったものを選びたい時に最適である
- ワーカーは、コンペ形式では制作物を先に提出して採用を待つ
- コンペ形式は報酬が高いため、ある程度の技術がある人から人気があるが採用されないと報酬はない
- コンペ形式で、採用されない理由を分析し諦めずに戦略を練って応募する
- 単価が高く、応募人数が多い案件は競争率が高いのでよく考える
- クライアントの求める内容を調べて制作物を作成する
- 制作物の提案時には、提案方法やメッセージの内容にも工夫する
- 制作物の修正依頼には、即時で対応をする
- コンペ形式で不採用のデータを不正利用された場合は、証拠を取ってクラウドワークスに違反報告をし、法律相談も視野にいれる
- コンペ形式で不採用の連絡が来ない場合は、気持ちを切り替えて次に進む
クラウドワークスのコンペ形式とは、デザインやキャッチコピーなどを選ぶには最適の形です。
コンペ形式とはクライアントはより良い作品を見つけられ、ワーカーにしても単価が高く継続につながる可能性があり、お互いにメリットがありますね。
仕事の募集にも応募にも、コンペ形式を活用し、クラウドワークスでより良い出会いを見つけましょう!
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