クラウドワークスで現在進行中の案件をワーカーへ継続して依頼したい場合、どのように支払いをしたらいいでしょうか。
- 追加払い
- マイルストーン払い(分割・一括)
ワーカーに継続して依頼したい場合の案件支払い方法は、上記2点になります。
では「追加払い」と「マイルストーン払い」の違いはご存じでしょうか。
この記事では、クラウドワークスでワーカーへ報酬を支払う方法について詳しくご紹介します。
ワーカーに案件を継続して依頼したいけど、報酬の支払い方法がわからないというあなたはぜひご覧ください。
クラウドワークスの追加払いとは?
クラウドワークスの追加払いとは、契約金額と別でワーカーへ追加報酬を支払いたい場合に利用する方法です。
- ワーカーが参考資料を購入した分(クライアント負担の場合)
- 追加で超過分の報酬を支払いたい場合
このように契約金額と別で報酬を追加したい場合、クラウドワークスの追加払い機能を使ってワーカーへ支払います。
- 契約途中(検収前)に追加払いする場合
- 契約終了後(検収完了後)に追加払いする場合
クラウドワークスで報酬を追加払いする場合、契約途中と契約終了後によって支払い方法が変わります。
ここでは契約途中と契約終了後の2通りに分けてご紹介します。
契約途中に追加払いするときは「条件変更リクエスト」する
契約途中(検収前)に、ワーカーへ追加払いする方法は「条件変更リクエスト」をする必要があります。
条件変更リクエストをする場合は、以下の手順で行いましょう。
- クラウドワークスの「ワーカー管理」から、追加払いしたいワーカーを選択
- 契約詳細画面の「契約内容」下にある「条件変更リクエスト」を選択
- 「契約金額(税抜き)」に追加分を上乗せした金額を記入
- 「条件変更リクエストを送信する」を選択
- ワーカーが「条件変更リクエスト」に同意すると、契約条件の変更完了
条件変更リクエストで契約金額を増額した場合は、再度「仮払い」する必要があります。
そのため契約条件の変更されたあとは、「仮払い」がきちんとされたか確認しましょう。
契約終了後に追加払いするときは「追加支払いをする」から支払う
契約終了後(検収完了後)に、ワーカーへ追加払いする方法は「追加支払いをする」から支払うことができます。
追加支払いをする場合は、以下の手順で行いましょう。
- クラウドワークスの「ワーカー管理」から、追加払いしたいワーカーを選択
- 契約詳細画面の「契約内容」右下にある「追加支払いをする(残り5回)」を選択
- 追加払いする金額を記入
- 内容を確認してワーカーへ送信
契約終了後の追加払いは、5回までと限度が決まっています。
検収終了後に追加払いする方法は、プロジェクト形式の固定報酬制のみ利用できます。
それ以外の時間単位性やコンペ形式、タスク形式は、追加払いを利用することができないため注意しましょう。
また追加払いを送った時点でワーカーの報酬として確定するため、作業が完了したことを確認してから送りましょう。
クラウドワークスは追加払いで依頼することができる?
クラウドワークスでは「マイルストーン払い」という支払い方法があります。
- マイルストーン払いはひとつの契約で仮払いから検収まで数回行える
- 追加払いは仮払いできないが、マイルストーン払いだと仮払いできる
- 継続したいワーカーにスカウト機能を利用して依頼する
このように追加払いとマイルストーン払いの違いを理解することが重要です。
ここではワーカーに継続してもらいたい場合の注意点をご紹介します。
マイルストーン払いはひとつの契約で仮払いから検収まで数回行える
追加払いは先ほど説明した通り、契約金額と別に追加で報酬を払いたい場合を指します。
「マイルストーン払い」は、どういう支払い方法なのでしょうか。
マイルストーン払いとは、ひとつの契約で仮払い、納品、検収を繰り返し行うことができる支払い方法です。
1回目 仮払い→納品→検収→500円支払い(テスト記事)
2回目 仮払い→納品→検収→1,000円支払い
3回目 仮払い→納品→検収→1,000円支払い
4回目 仮払い→納品→検収→2,000円支払い(文字単価アップ)
以降繰り返し
マイルストーン払いは1回目、2回目、3回目と検収終了するたび、ワーカーへ報酬を支払うことができるため、継続案件にぴったりの支払い方法です。
- 長期にわたる可能性がある場合
- 継続的に依頼したいワーカーの場合
- 契約金額がいくらになるかわからない場合
- 一度に全額支払いできない高額案件の場合
上記のような案件は、マイルストーン払いで報酬を分割することがおすすめです。
マイルストーン払いは、契約詳細画面の「+マイルストーン(段階払い)を追加する」を選択すると追加できます。
報酬を一括払いすることも可能なため、依頼内容や契約金額に合わせて支払い方法を考えましょう。
ただしマイルストーン払いは、20回までと決まっているため、21回目から新しく契約する必要があります。
また検収を完了してしまうと、新たにマイルストーン払いを追加することができません。
そのためマイルストーン払いを追加したい場合は、前回の検収完了する前に次回分を追加しましょう。
追加払いとマイルストーン払いは「仮払い」の有無が重要
ここまで追加払いとマイルストーン払いについてご紹介しましたが、ふたつの違いはご存じでしょうか。
追加払い | マイルストーン払い | |
支払い方法 | 契約終了後のみ | 納品、検収を繰り返し可能 |
支払い回数 | 5回まで | 20回まで |
交渉の有無 | なし(クライアント側の任意) | あり(双方で条件交渉) |
仮払いの有無 | なし | あり |
このように追加払いとマイルストーン払いでは、支払い方法や交渉の有無など違いがあります。
マイルストーン払いは仮払い、納品、検収を繰り返し行うことが可能です。
「仮払い」とはクラウドワークスがワーカーの代わりに報酬を一時預かりして、検収完了後ワーカーへ報酬を支払う制度です。
クラウドワークスでは、仮払いを確認したあとに業務を開始するという決まりがあります。
たとえば「仮払いする前に納品をしてしまい、報酬が支払わないまま契約の途中キャンセルされてしまった」というトラブルを防止するためです。
つまり仮払いをすることは、クライアントとして必ず守るべきマナーになります。
そのため仮払いできない追加払いでワーカーに継続案件を依頼することは、クライアントとして信用を失う可能性があります。
そのため追加払いで案件の継続をワーカーに依頼することはやめましょう。
ワーカーへ継続して案件を依頼する場合、マイルストーン払いにするか、新しく案件依頼して再度契約しましょう。
スカウト機能を利用して継続案件を新しく依頼しよう
クラウドワークスは案件完了してしまうと、その案件で継続することができなくなります。
案件の継続を依頼する場合、新しく案件を発注してワーカーに受注してもらいましょう。
クラウドワークスは、特定のワーカーに依頼できる「スカウト」という機能があります。
スカウト機能を利用すると案件は非公開となるため、「お仕事を探す」の画面に表示されません。
そのため特定のワーカーへ新しく案件を依頼するときは、スカウト機能を利用しましょう。
- クラウドワークスの「新しい仕事を依頼」を選択
- 案件内容が同じ場合、「過去の仕事からコピー」を選択
- 「6.オプションを利用しますか?」の「スカウト(非公開)オプション」を表示
- 「特定のワーカーのみが閲覧できるようにする」にチェック
- 「この内容で登録する」を選択して登録完了
スカウト機能は必要事項にチェックするだけで、登録することができます。
継続して案件を依頼する場合、内容に誤りがないかきちんと確認してから登録しましょう。
スカウト案件をワーカーへ送る方法は3種類
スカウト案件をワーカーに送る方法は「この人に仕事の相談をする」「ショートメッセージ」「見てみて」の3種類あります。
この人に仕事の相談をする | ショートメッセージ | 見てみて |
ワーカーへ直接スカウト案件を送ることができる | ワーカーへ相談として案件内容を送ることができる | 複数のワーカーへ自動で案件を通知できる |
ほかのワーカーに案件が公開されない | ほかのワーカーに案件が公開されない | すべてのワーカーに案件が公開される |
それぞれスカウトする範囲や、案件の公開方法について違いがあります。
そのためあなたの依頼内容に合わせて、ワーカーへスカウトする方法を選びましょう。
- スカウトしたいワーカーのプロフィール画面を表示
- プロフィール画面の右上にある「この人に仕事の相談をする」を選択
- 依頼内容のカテゴリやメッセージを記入
- 「この内容で相談する」を選択して完了
「この人に仕事の相談をする」は、「まだ案件登録をしていないけど、案件内容に合ったワーカーを見つけたためスカウトしたい」という場合に適したスカウト方法です。
特定のワーカーのみ案件内容を提示できるため、スカウトしたいワーカーが決まっている場合や、案件内容を公開したくない場合におすすめです。
- スカウトしたいワーカーのプロフィール画面を表示
- プロフィール画面右側にある「ショートメッセージを送ってみる」を確認
- スカウト機能で案件登録している場合、「お仕事を選択してください」から登録したスカウト案件を選択
- 「送信する」を選択して完了
ショートメッセージは、さきほど紹介したスカウト機能で案件を登録してあると、その依頼内容を利用することができます。
スカウト機能を利用していなくても、ショートメッセージの送信フォームから依頼したい内容を記入して送ることができます。
ショートメッセージも特定のワーカーに案件内容を提示できるため、「この人に仕事の相談をする」と同じような使い方が可能です。
- クラウドワークスの「仕事管理」を選択
- 案件名の左側にある「おすすめメンバーを表示」を選択
- 案件を見てほしいワーカーの左側にある「見てみて!」を選択
- 「見てみて!リクエストを送信しました」と表示されたら通知完了
案件を投稿したあと利用できる機能なので、非公開の案件には適していません。
しかし「見てみて!」機能は、リクエストされた複数人のワーカーに、直接案件を送ることができます。
ひとりひとり声をかけていく必要がなく、ワーカーを効率よく探せて便利です。
数十人募集したい場合「見てみて!」機能を利用して、クラウドワークスがおすすめするワーカーへ通知を送ってみましょう。
クラウドワークスで追加払いを取消しする方法は?
このように金額を間違えてしまったなど理由はさまざまですが、追加払いを取消したい場合もありますよね。
クラウドワークスで追加払いを取消しする方法はあるのでしょうか?
クラウドワークスのシステム上、一度追加払いしてしまうと取消しすることはできないようです。
追加払いは仮払いと違い、支払いをした時点でワーカーの報酬になります。
そのためどうしても追加払い分を返金してもらいたい場合は、ワーカーと話し合いをする必要があります。
返金してもらいたい理由をきちんと説明して、ワーカーからの信用を失わないよう話し合いましょう。
またクラウドワークスでは、銀行振込など個人の特定できてしまう返金方法を、利用規約で禁止しているため注意が必要です。
そのため追加払い分を返金してもらうためには、次の契約案件で金額調整するなどして、クラウドワークスを通して対応する必要があります。
利用規約違反することはクライアントとして信用を失うことになるため、利用規約の許容範囲内で返金対応してもらいましょう。
またワーカーに対応してもらえない場合や利用規約違反していないか心配な場合は、クライアント事務局へ相談してみましょう。
まとめ
- 追加払いとは、契約金額と別でワーカーへ追加報酬を支払いたい場合に利用する方法
- 契約途中に追加払いするときは「条件変更リクエスト」する
- 契約終了後に追加払いするときは「追加支払いをする」から支払う
- ワーカーに継続して依頼する場合、追加払いではなくマイルストーン払いのほうが安心
- マイルストーン払いは、ひとつの契約で仮払いから検収まで数回行える
- 案件の公開範囲に合わせてスカウト方法を変える
- 一度追加払いしてしまうと、取消しすることはできない
- 追加払い分を返金してもらいたい場合は、ワーカーと話し合いをして決める
今回はクラウドワークスの追加払いと、ワーカーへスカウトする方法についてご紹介しました。
クラウドワークスでは、追加払いやスカウト機能などクライアントをサポートしてくれるサービスを、無料で利用することができます。
クライアントとして、ワーカーからの信用を失わないよう十分気をつけながら、クラウドワークスを利用するよう心がけましょう。
コメントを残す