ライティングをしたいけれど、コピーライティングとwebライティングの違いとはなんでしょう?
ライティングを始めたばかりだと、2つの違いがわからないですよね。
ライティングの仕事をする上で、それぞれの違いや特徴について理解することはとても大切です。
コピーライティングは、商品やサービスを印象付けることが目的。
webライティングは、web上で読者の求めている情報をわかりやすく文章にまとめ、上位表示させることが目的。
2つの特徴を理解して使い分けることで、クライアントの求めている文章が書けるのです!
この記事では、コピーライティングとwebライティングの違いについて紹介!
さらにセールスライティングの違いについても紹介!
また、セールスライティングについてや、ライティングを始めるならwebライティングがおすすめの理由も紹介します。
それぞれの特徴を理解し、使い分けられるようになりましょう♪
コピーライティングとwebライティングの違いはなに?
これから説明するね。
ライティングの仕事を調べてみると、ライティングにも種類があることがわかります。
「コピーライティング」と「webライティング」は、似ているようで実は違うのです。
これからライティングで仕事をしていきたいと考えているならば、違いをしっかりと理解しましょう。
違いがわからないと、クライアントの求めている仕事と違ってしまう場合があるかも。
この章では、コピーライティングとwebライティングの違いを紹介します。
これからライティングの仕事をしたいと考えているならば、この記事を読んで参考にしてみてくださいね♪
コピーライティングとwebライティングの決定的な違い
コピーライティングとwebライティングの大きな違いは、目的と使われる場所です。
目的 | 使われる場所 | |
コピーライティング |
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webライティング |
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webライティングはweb上に表示される文章全体のことで、比較的長い文章を指します。
対してコピーライティングは場所を選ばず、商品やサービスを引き立てる役割をもち、1文〜数文と短め。
そして、コピーライティングのテクニックは、webライティングにも活かすことができます。
webライティングはキーワードや構成など、アルゴリズムに沿ったかたちで文章を書きます。
そして、文章を読むのは人間なので、コピーライティングで印象に残るようなタイトルや見出しをつける。
webライティングとコピーライティングのテクニックを合わせると、より読んでもらえる文章を書くことができるようになります。
コピーライティングは知名度アップが狙い!
コピーライティングのコピーとは「広告文全般」を指していて、「写し」の意味ではありません。
商品やサービスを魅力的に見えるように表現し、知名度を上げる・ポジティブな印象を与えることが目的です。
コピーライティングは今から100年ほど前に誕生しました。
現代ではチラシやDMなど、紙媒体からweb上などで幅広く使われているライティングの技術です。
コピーライティングは、1文〜数文の限られた文字数の中で、商品やサービスを印象付けることが目的!
「キャッチコピー」と言い換えるとわかりやすいでしょうか。
電車の吊り革やCMなど、短いけれどとても印象に残る言葉や文章がありますよね。
- 「カラダにピース」(カルピス)
- 「近くて便利」(セブンイレブン)
- 「お口の恋人」(ロッテ)
- 「今日を愛する。LION」(ライオン)
これらがコピーライティングの例です。
コピーライティングは、商品やサービスの購入を促すわけではありません。
- 商品やサービスに、興味や関心をもってもらえるように促す
- 商品やサービスの知名度を上げる
- 商品やサービスに「ポジティブな印象」をもたらす
商品やサービスの売上には数字として現れづらいということも特徴です。
コピーライティングは、商品やサービスをどれだけ印象付けられるか、イメージアップできるかが勝負です!
webライティングはweb上でわかりやすく伝える文章
コピーライティングに対し、webライティングは歴史が浅く、明確な定義がまだありません。
しかし、あえて言うならば「web上で読者が求めている情報をわかりやすく伝える文章」です。
webライティングは「SEOライティング」とも呼ばれます。
SEOは、「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」という意味があります。
SEOライティングとは、検索エンジンで上位表示させることを意識して文章を書くことです。
それぞれの検索エンジンのアルゴリズムに合うよう、文章を書く必要があります。
Googleの理念にあるように、「ユーザーファースト」の文章を心がけるとよいですよ。
この場合のアルゴリズムとは、「検索したときに、どのwebサイトやwebページを上位表示させるか」という仕組みのことです。
web上で文章を読んでもらうためには、上位表示されることが必要。
なので、検索エンジンのアルゴリズムに合うように「ユーザーファースト」の文章を書くことがwebライティングの基本!
コピーライティングとセールスライティングの違いは?
商品を買ってもらうための文章だよ。
セールスライティングは商品やサービスを買ってもらうことが目的。
コピーライティングとセールスライティングの違いは、読者に購入を促すかどうかです。
この章では、コピーライティングとセールスライティングの違いを説明します。
コピーライティングは売上アップが目的ではない
コピーライティングは、商品やサービスの知名度を上げること、興味をもってもらうことが目的です。
商品やサービスを買ってもらうために書いているわけではありません。
だから、売上に貢献しているかどうかは数字としては見えづらいのです。
コピーライティングは、売れる・売れないではなく、多くの人に知ってもらえるか・興味をもってもらえたが重要!
セールスライティングは商品を買ってもらうための文章
セールスライティングは、商品を買ってもらう・サービスに申し込んでもらうための文章です。
コピーライティングと違い長文になる場合が多く、「セールスレター」と呼ばれることもあります。
そして、どれだけ売上があったか、わかりやすく数字に表れるのが特徴です。
- 商品やサービスのメリットやベネフィット(利益やよい体験ができるか)を伝える
- 信頼できる商品であることを伝える
- 口コミなどで商品の使用感などを伝える
読者のニーズに合わせて、商品の魅力を多角的に伝え「買いたい!」と思わせる。
商品の説明をするだけではダメ。
読者に買ってもらうための行動を促す文章が、セールスライティングです!
セールスライティングの場面ごとのポイント
セールスライティングは、使う場面ごとにポイントがあります。
ここでは、実店舗のDM・web上の文章・メルマガ・スピーチなど、場面ごとのポイントを紹介します。
場面に応じてセールスライティングのテクニックを使い分け、読者や聞き手に行動してもらいましょう!
- ダイレクトメールはチラシなどのことで、紙媒体ということが特徴
- お店に来てもらう、商品の購入、サービスの申し込みをしてもらうことが目的
- 来場者特典、割引特典などがついている場合が多い
- DM1通で完結するように工夫されている
紙1枚で全てを伝えなければいけません。
色使いや文字の装飾などにも工夫が必要。
何よりもわかりやすく、魅力的な言葉で読者の心を動かすことが大事です。
- 商品の購入や資料請求など、行動をしてもらうことが目的
- 商品やサービスのベネフィット・口コミなどを盛り込んでいる場合が多い
- 読者に飽きさせないよう、伝えたい内容を先に提示しいてる場合が多い
ホームページやブログなどの、「商品販売」や「資料請求」をしてほしい場合に当てはまります。
webライティングで上位表示させ、読みたいと思わせる文章構成に。
セールスライティングで購買意欲を高め、行動してもらう。
web上の文章は、読み飛ばされてしまう場合が多いので、セールスライティングとwebライティングの両方を取り入れるとよいですね。
- 商品やサービスに興味のある人に直接情報を届けることができる
- 1通では完結せず、徐々に「商品を買いたい」と思わせる
- 商品のことだけでなく、関係する情報やお得な情報も一緒に配信する
- 開封してもらうために、魅力的なタイトルの場合が多い
最近はメルマガだけでなく、企業の公式LINEも増えてきましたね。
まだ商品をもっていない人向けに情報を発信して、読者の「買いたい」という気持ちを膨らませていきます。
つい開封したくなるタイトル、次回が待ち遠しくなる予告など、セールスライティングのテクニックが使われている場合が多いです。
- テレビショッピングなど、つい引き込まれてしまう話し方や内容
- 話の構成によって購買意欲を高めている
- 視聴者の悩み・解決方法を明確に伝える
- 購買欲が高まったところに、さらに「限定」「特典」などを使う
会社でのプレゼンなどにも使える方法です。
前半では聞き手の悩みを、中盤では商品を使うことによるベネフィットを。
終盤では「今日だけ」「今から30分」「値引き」「送料負担」など言葉巧みに購買意欲を猛プッシュ!
おもわず「買いたい!」と思ってしまいますよね。
セールスライティングは、商品やサービスのよいところを伝える役割があります。
しかし、あまりにも誇張しすぎると胡散臭く怪しい!
信頼感を得ることが大切なので、押しすぎる文章は控えたほうがよいですね。
コピーライティングとwebライティングはスキルが必要
この記事の最初に、コピーライティングとwebライティングの違いについて紹介しました。
それぞれのライティングに必要なスキルは、共通のものと別のものがありますよ!
スキルなので、努力や経験を積むことで、だれでも身に付けることができます。
この章では、コピーライティングとwebライティングそれぞれに必要なスキルや、どうしたら学べるかを紹介します。
それぞれのライティングに必要なスキルとは?
ライティングは誰にでもできる仕事ですが、やはりスキルが必要です。
まずは、コピーライティングとwebライティングに必要なスキルの共通点を紹介します。
- クライアントと円滑なコミュニケーションをとることができる
- コツコツと地道な努力ができる
- 指摘や修正を素直に受け入れることができる
- よりよい表現を探求することができる
共通のスキルは、コミュニケーション能力とひたむきに努力する姿勢!
クライアントとのやり取りを円滑に行うことは、どんな仕事をするうえでもとても大切ですよね。
また、指摘や修正依頼等もあるので素直に受け入れ、よりよい表現を目指す気持ちも大切です。
次に、コピーライティングとwebライティング、それぞれに必要なスキルを比較してみました。
必要なスキル | |
コピーライティング |
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webライティング |
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それぞれのライティングの目的にあったスキルが必要ですね。
これらは、努力や経験を重ねることで誰でも身に付けることができるスキルです。
「私には才能やセンスがないから…。」とあきらめてしまうのはもったいないですよ!
努力次第でスキルは身に付けられるので、ぜひチャレンジしてみてください♪
ライティングのスキルを学ぶおすすめの方法
ここでは、それぞれのライティングをなるべくお金をかけずに学ぶ方法を紹介します!
コピーライティングとwebライティングのどちらにも共通するのは、書籍で学ぶ方法。
最初に、コピーライティングの学び方についてです。
- 書籍でコピーライティングの基礎を学ぶ
- コピーライティングの方がわかったら、写経する
- スワイプファイルを作って、参考にするコピーを集める
- たくさんインプットとアウトプットをして経験を積む
スワイプファイルとは、「参考にしたいコピーライティングの作品を集めたもの」のことです。
お気に入りのものを集めた「スクラップファイル」や「スクラップブック」に近いですね。
まずは書籍で体系的に基本的なことを学びましょう。
コピーライティングがどんなものかわかったら、有名なものを中心に写経(そっくりそのまままねをすること)してみてください。
実際に手を動かしてみると、ポイントやコツが見えてきますよ!
そして、とにかくインプットとアウトプットを繰り返しましょう。
頭で考えるだけではなく、多くのコピーライティングに触れる・作ることでどんどん成長できます!
次に、webライティングの学び方を紹介します。
- 書籍でwebライティングの基礎を学ぶ
- 実際に記事を書いてみる
- 記事を分析して、修正する
コピーライティングと同じで、まずは書籍で基礎基本を学びます。
そして、webライティングについて大まかにわかったら、実際に記事を書いてみましょう!
まずは1記事書いてみると、わからないことや不足していることが見えてきます。
書いた記事を振り返りながら分析して修正、さらに次の記事を書く。
どんどんアウトプットしましょう!
どのライターか迷ったらwebライティングから学ぼう
近年は紙媒体の文章の仕事よりも、web上に載せる文章を書く仕事のほうが圧倒的に多いです。
そのため、これからライティングの仕事をしようと考えているならば、webライティングを最初に学ぶことをおすすめします。
近年、クラウドソーシングで仕事をする人が増えていて、webライティングの仕事がたくさんあります。
また、個人でブログ運営をする場合もwebライティングのスキルが使えるのです。
どのライティングにも通じる基礎として、webライティングを学んでおくことはあなたの強みになります!
そして、読んでもらえるタイトルや見出し部分には、コピーライティングのテクニックを。
商品を買ってほしいタイミングでは、セールスライティングのテクニックを。
webライティングをしていく中で、必要な部分にそれぞれのテクニックをうまく取り入れていくとさらによいですね!
まとめ
- 「コピーライティング」と「webライティング」は、言葉は似ているけれど大きく違う
- コピーライティングは商品やサービスの魅力を引き出し、知名度を上げポジティブな印象を与えることが目的
- webライティングは、web上で読者の求める情報をわかりやすくまとめ、上位表示されることが目的
- コピーライティングは場所を問わず、webライティングはweb上のみという、表現される場所の違いが大きい
- コピーライティングとセールスライティングの違いは、読者に購入を促すか・促さないか
- コピーライティングは売上アップが目的ではなく、セールスライティングは売上に直結する
- セールスライティングは、使われる場面に応じて表現方法が変わってくる
- コピーライティングとwebライティングはそれぞれスキルが必要だが、努力次第でスキルを身につけることが可能
- コピーライティングとwebライティングのどちらにも共通するのは、書籍で学ぶ方法
- ライティングの仕事を始めたい場合、どのライティングにも通じる基礎となるwebライティングから始めるのがおすすめ
「ライティング」と一言に言っても、仕事内容は大きく違いますね。
それぞれにスキルが必要ですが、努力を惜しまず勉強すれば、どのライティングスキルも身につけることができます。
これからライティングの仕事をしたいと考えているならば、webライティングから学ぶことがおすすめ!
それぞれの特徴を理解し、使い分けて、魅力的な文章を書けるようになりましょう♪
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