クラウドワークスを利用した際に、手数料が高いと感じたことはありませんか?
そこで、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラ、サグーワークスのクラウドソーシングサイト4社の手数料を比較してみました。
手数料を比較すると、10万円以下の報酬ならビズシークが一番お得です。
しかし、圧倒的に案件数が豊富で受注しやすいクラウドワークスが総合的に稼ぎやすいという結論になりました。
クラウドソーシングサイトを利用する時に大事なのは、手数料よりもいかに案件を獲得できるかです。
クラウドワークスは一番ジャンルが豊富で初心者でも稼ぎやすいタスク案件が多数募集されています。
そこで、この記事では手数料や案件数の比較、少しでも手数料を安く抑えるコツなどを解説しますので参考にしてくださいね。
クラウドワークスの手数料は比較しても高くない!
まずは、クラウドワークスの手数料とランサーズ、ビズシーク、ココナラの大手4社を比較していきます。
クラウドワークスは他社と比較しても決して高くはないようです。
しかし、受け取る報酬額によって手数料が変動するのがわかりにくいですね。
ここではワーカーが受け取る報酬額によるシステム手数料と銀行振込手数料をまとめました。
会社名 | システム手数料 | 振込手数料 |
クラウドワークス |
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ランサーズ |
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ビズシーク |
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ココナラ |
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このように、比較すると会社によってそれぞれ手数料が違うのがわかります。
また、ランサーズとココナラはクライアントや購入者も手数料が5.5%取られるという特徴があります。
銀行への振込手数料を見ると、ココナラが3000円以上だと無料なのでお得ですね。
では、各社で差があるシステム手数料や特徴を詳しく解説していきます!
クラウドワークスの手数料は報酬額によって変わる!
クラウドワークスで仕事を受注すると、報酬額に応じたシステム手数料5%〜20%を取られます。
手数料が高いとよく言われるクラウドワークスですが、他社と比較しても平均的なシステム手数料です。
20万円超が5%と考えると高額報酬であればそれだけ他社より安くなる可能性もありますね。
クラウドワークスのシステム利用料は下記の表のように段階に応じて変動します。
契約報酬額 |
システム利用料 |
20万円超の部分 |
5% |
10万円超20万円以下の部分 |
10% |
10万円以下の部分 |
20% |
タスク形式での場合 |
20% |
高額案件であれば、クラウドワークスの手数料が安くなるのでお得になります。
しかし、募集されている案件の大半は報酬額10万円以下のものが多いです。
そうなると、ランサーズなど他のサイトの方が報酬の手取りが高くなる結果になりそうですね。
また、クラウドワークスはタスク形式の場合は一律手数料が20%取られることも覚えておきましょう。
タスク形式は報酬が少額のことがほとんどなので、数をこなさないと手取りがほとんど残らないかもしれません。
ランサーズの手数料は一律16.5%でわかりやすい!
ランサーズは報酬額に関係なく一律16.5%のシステム手数料とされています。
また、クラウドワークスと違い、クライアントにも5.5%の手数料がかかります。
クライアントにも手数料がかかることにより、クライアントの質が上がることが期待できます。
クラウドソーシングサービスでは必ず詐欺まがいの仕事を依頼したり、報酬を払わない悪質なクライアントがいます。
そのような悪質なクライアントは、手数料がかかるランサーズには登録しないかもしれません。
それにより、案件数は減るかもしれませんが、質の良い案件が残り、それに伴ってワーカーの質が向上することも考えられます。
実際に働いているワーカーにとって、質の良い案件とクライアントはとってもありがたいことです。
私も悪質なクライアントに一向に支払いをしてもらえず、運営側に連絡してもらった経験があります。
また、細かいことですがランサーズは正確な金額を算出する支払額の計算ツールを提供しているので手取り金額がわかりやすいです!
このような細かいサービスも手数料を払っているからこそ、提供されているのかもしれませんね。
ビズシークの手数料は業界最安値だが案件数が少ない
ビズシークは2013年にサービスを開始した新しい会社ですが、業界最安値の手数料が強みです。
報酬が10万円以下は10%、それ以上は5%となっています。
他社と比較して、手数料の安さはとても魅力なのですが、ユーザー数や案件数ではクラウドワークスやランサーズには劣ります。
ただ、10万円の報酬だと、ビズシークは9万円、ランサーズは8万3500円、クラウドワークスだと8万円です。
こう見ると手数料の差による手取り金額の差はとても大きいですね。
ユーザー数が少ないということはライバルも少ないということなので、受注しやすいかもしれません。
ココナラの手数料は高いがCMにより知名度が高い
テレビのCMでも有名なココナラは、あなた個人のスキルを売買できるマーケットです。
クラウドワークスなどと違い、ワーカー側が自分のスキルを売ってそれをクライアントが買うというシステムです。
自分が得意なイラスト、占いスキルなど普通のクラウドソーシングでは扱わないスキルを売ることができるのが大きな特徴です。
ココナラは手数料が22%と他社と比較しても少し高い特徴があります。
また、買うクライアント側も5.5%という手数料が発生します。
ココナラの手数料は主にCMなどの広告に使われているようです。
CMのおかげで知名度はダントツなので、手数料が高いのは仕方ないかもしれません。
知名度のある企業を通したいという場合はココナラが一番良いでしょう。
クラウドワークスのように、クライアント側は依頼内容を投稿して、そのスキルを持ったワーカーが手を上げることもできます。
クライアント側は良さそうなワーカーと相談して、仕事を進めることもあり他社よりも個人間のやりとりが多いと言えます。
個人的に専門スキルを自分で売り込みたいというワーカーにとっては魅力的な会社です。
自分では役に立たないと思っているスキルが実はお金になったり役にたったりするかもしれませんね。
クラウドワークスは手数料より案件数の多さに注目!
クラウドワークスは業界最多のユーザー数で495万人のワーカーと79.5万社の企業が利用しています。
そのため、案件数が圧倒的に他社のクラウドソーシングサイトより多いです。
- クラウドワークス 13127件
- ランサーズ 10652件
- ビスシーク 3361件
(2022年12月時点)
このように案件が多いと、それだけ多くの職種があり自分にあった仕事を見つけるチャンスが増えます。
いくら手数料が安くても案件がなければ稼ぐことができず意味がありません。
では、細かく分野別でクラウドワークスとランサーズの案件数を比較していきましょう。
クラウドワークスはライティング案件が特に豊富!
クラウドワークスはライティングや簡単な事務作業の案件数がランサーズと比較しても圧倒的に多いです。
現在募集中の案件を業種ごとに調べてみると、以下のようになりました。
- 「ライティング」と検索すると、クラウドワークスでは3203件、ランサーズでは917件ヒットしました。
- 「事務」と検索すると、クラウドワークスでは5569件、ランサーズでは893件ヒットしました。
- 「開発」と検索したところ、クラウドワークスでは267件、ランサーズでは5698件ヒットしました。
- 「デザイン」と検索すると、クラウドワークスでは586件、ランサーズでは640件ヒットしました。
具体的な案件内容で比較すると、ライティング案件、簡単な事務作業はクラウドワークスが圧倒的に多いです。
しかし、開発やデザイン案件はランサーズの方が豊富にそろっているといえます。
初心者はクラウドワークス、少し専門スキルがある場合はランサーズを利用するのが良いかもしれませんね。
案件自体は日々変化しているため、依頼内容を自分の目で確かめて自分にできる仕事を探していきましょう。
クラウドワークスはジャンルが豊富で初心者でも大丈夫
クラウドワークスは仕事ジャンルが豊富であり、タスク形式も多いため初心者も始めやすいという特徴があります。
下記のように細かくジャンル分けがされているので、あなたに合った仕事も見つけやすいのではないでしょうか。
- システム開発
- アプリ・スマートフォン開発
- ホームページ制作・Webデザイン
- ECサイト・ネットショップ構築
- デザイン
- 動画・映像・アニメーション
- 音楽・音響・ナレーション
- ビジネス・マーケティング・企画
- ライティング・記事作成
- 事務・カンタン作業
- 写真・画像
- 3D-CG制作
- ネーミング・アイデア
- 翻訳・通訳サービス
- 製品設計・開発
- 相談アドバイス・暮らし・社会
- プロジェクト・保守運用メンバー募集
何か専門的なスキルを持っている場合は、そのジャンルで高額案件などを簡単に探すことができます。
いきなり案件に応募するのはハードルが高い。と思っている場合はタスク形式の仕事から始めてみるのがオススメです!
タスク形式は簡単なアンケートや口コミ投稿など誰でもできるような仕事がたくさん募集されています。
タスク形式は、仕事内容を確認したら「作業する」ボタンを押してすぐに仕事を始めることができます。
通常、3分ほどで終わる作業のものがほとんどで、報酬も少ないですがスキマ時間にできるお小遣い稼ぎにピッタリです。
また、何も専門スキルがない人でも「ライティング・記事作成」のジャンルからWebライターとして仕事を始めることもできます。
タスク形式よりもライティングの案件の方が報酬も高く実績を積むのにも最適です。
特にクラウドワークスはライティング案件の募集がとても多いので、オススメです。
ライティングは専門的な知識がなくても始められ、準備する物もパソコンがあれば大丈夫です。
基本的なマニュアルなどはクライアントが用意してくれますし、調べながら出来るので心配ありません。
簡単なライティングから始めて実績を積んでいくことで、高額案件にチャレンジすることが可能になります。
クラウドワークスでライティングの継続案件に採用されれば、収入も安定するので初心者には一番稼ぎやすいジャンルと言えます。
案件とユーザー登録数が多いことで安心面が保証される
先ほども示した通り、クラウドワークスは案件数やジャンル数が他社よりも圧倒的に多いです。
それに比例するようにユーザー登録数も495万人と業界最多で、クライアントである企業の登録数も多いです。
また、内閣府、経産省、外務省などの政府12府省を筆頭に、80以上の自治体や行政関連団体にも利用されています。
多くのワーカーがいることでクライアントが集まり、案件数もどんどん増えています。
多くの目で見られるため、サービスやセキュリティなどの安心面が保証されるというメリットもあります。
クラウドワークスはクライアントから報酬を一時的に預かり、仕事が完了したら手数料を引いた額をワーカーに渡します。
手数料は引かれますが、相手から料金が振り込まれないなどのトラブルに巻き込まれる可能性を回避できるのは良いですね。
もちろん、悪質なクライアントも存在しており、テストという名目で格安で仕事を押し付けるクライアントもいます。
そういうトラブルに関して、運営会社が代わりに対応や排除するためにも、ワーカーが手数料を払うのは妥当だと思います。
ワーカーやクライアントにとっては手数料は安い方がありがたいです。
しかし、それだけ高品質なサービスをしているという面もあるので、手数料だけでサービスの判断はしないようにしましょう!
クラウドワークスの手数料を抑えるなら振込は楽天銀行
クラウドワークスを利用するにあたって、システム手数料や振込手数料は必ず払う必要があります。
手数料をゼロにはできませんが、振込銀行を楽天銀行にしたり、回数を減らしたりして出費を抑えましょう!
手取りを多くしたい場合は、下記のことを参考にしてください。
- 指定口座を楽天銀行にする
- キャリーオーバー方式にして振込申請の回数は最小限にする
- クイック出金や即日払いは緊急時以外は使わない
では、どういうことなのかを詳しく解説していきます。
指定口座を楽天銀行にすることで振込手数料を抑える!
クラウドソーシングによって指定された銀行口座を使うと、振込手数料が抑えられます。
例えば、クラウドワークス、ランサーズ、ビズシークだと楽天銀行を振込銀行にすると振込手数料はたった100円ほどです。
それ以外の銀行に振込する場合は振込手数料が500円ほどなので400円の差があります。
400円の差は大きいですよね!
楽天銀行はスマホ一つで簡単に数日で口座開設ができます。
クラウドワークスなどを利用する際は楽天銀行に口座を開設しておきましょう。
キャリーオーバー方式で振込申請の回数を減らそう
通常、1回の振込申請ごとに手数料が発生してしまうので、ある程度たまってから報酬の振込申請をする方がお得です。
そのためには自動出金方式ではなくキャリーオーバー方式を設定して自動振込を止める必要があります。
クラウドワークスやランサーズでは支払い方法を「自動出金方式」か「キャリーオーバー方式」と選択できます。
- 自動出金方式…締日までの報酬合計額が1000円以上の場合、半月後に自動的に指定口座に振込される
- キャリーオーバー方式…得られた報酬を好きなだけためて自分の好きなタイミングで指定口座に振込できる
つまり、キャリーオーバー方式に設定することで、振込回数を減らして手数料を抑えられます。
ただ、1点要注意なのは、クラウドワークスでは報酬の出金申請期限を報酬支払い確定日から180日後までと定めています。
どういうことかというと、支払い確定した報酬を出金しないまま180日を過ぎると出金できなくなるのです。
せっかくためたお金が180日出金しないことで、なくなってしまうのは悲しいので振込の申請を忘れないようにしてくださいね。
緊急時以外はクイック出金や即日払いをやらない
クラウドワークスにはクイック出金という報酬をすぐに受け取れるサービスがあります。
クイック出金を申請すると、出金額に対して5%発生して、さらに銀行振込手数料も差し引かれるため、大幅に手取りが減ります。
例えば、5万円を出金申請すると、クイック出金手数料5%の2500円、そして楽天銀行以外であれば500円の振込手数料が取られます。
システム手数料とは別に3000円取られてしまうのは悲しすぎますね。
ランサーズにも即日払いという振込をすぐにしてもらえるサービスがあります。
しかし、手数料5%とフリーナンス振込手数料がかかり、振込口座はGMOあおぞらネット銀行のみになります。
どちらの場合も、出金額が高額であれば、それだけ手数料が高くなります。
そのため、すぐにお金が必要な緊急時以外は利用しないようにしましょう。
まとめ
- クラウドワークスのシステム手数料は、報酬額によって変わるが他社と比較しても高くはない
- ランサーズの手数料は、一律16.5%でワーカーにとってはひかれる額がわかりやすい
- ビズシークの手数料は業界最安値だが、新しい会社のため案件数が少ない
- ココナラはCMによる知名度の高さでクライアントも集まりやすいが、手数料が高い
- クラウドワークスはジャンルが豊富で、初心者が取り組みやすいライティングやタスク形式の案件が多い
- クラウドワークスはユーザー数が多いことで案件数も増え、サービスの面でも手数料だけでは比較できない安心感がある
- クラウドワークスの手数料は、楽天銀行を振込指定口座にして、キャリーオーバー方式で振込回数を減らして抑える
- お金が必要な緊急時以外は、即日払いなどの別途手数料が取られるサービスは利用しない方が良い
クラウドワークスやその他のクラウドソーシングサイトの手数料を比較して解説しました。
必ず手数料は発生しますので少しでも安い方がワーカーにとっても良いですが、手数料だけでは分からないサービスなどもあります。
手数料が安くても案件数が少なかったり、サービスが悪かったりしたら意味がありません。
手数料だけではなく、必ずサービス内容、案件数などを比較してクラウドソーシングサイトを選んでください。
あなたに合うクラウドソーシングサイトを見つけて、仕事を始めてみましょう!
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